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<韓国旅客船沈没>脱出船員4人に追加で拘束令状

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
旅客船「セウォル号」沈没事故事件を捜査中の検警合同捜査本部は21日午後、船の安全検査を担当した韓国船級の本社事務室などを家宅捜索した。海洋警察庁所属の警察官を10人ほど動員し、釜山江西区の本社でセウォル号の点検表など検査資料を確保した。韓国船級は2月、セウォル号の排水・通信設備、操舵施設、救難施設、救命艇など約200項目を10日間検査し、すべて「適合」判定を出した。

また合同捜査本部は、生存した乗務員15人のうち拘束された3人を除いた12人全員を参考人として調査した。続いて1等航海士、機関長ら4人に対しては、遺棄致死容疑で拘束令状を請求した。

合同捜査本部の関係者は「(4人は)船長は船内で救護の総指揮を引き受け、1等航海士は現場指揮をすると規定された船会社の救助マニュアルをすべて無視した」とし「位置と職位、任務などに照らし、船長の次に事故に対する責任がある」と述べた。


事故当時の乗務員の状況も次々と明らかになっている。イ・ジュンソク船長(69)は危険地域の孟骨(メンゴル)水道を通過する際、操舵室を「相当長い時間」離れていたことが分かった。これまでイ船長は喫煙のため3分間ほど席を外したと主張してきた。

パク機関長は船員だけが知る通路から機関室に降り、他の機関員と一緒に脱出した。残りの乗務員もイ船長を筆頭にブリッジ(操縦室)を抜け、最初の救命船舶に乗った。

捜査チームの関係者は「イ船長は乗客にも退船命令を出したと主張しているが、乗客には全く退船案内放送にならなかった」と話した。

検察は検事4人を追加し、捜査チームの派遣人員を18人に増やした。



【特集】韓国旅客船「セウォル」沈没事故

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