体に傷を負えば傷跡が残る。治療をしっかりと受けなければ炎症ができて膿が出てくる。精神的にも大きな事故を体験したら、精神的な後遺症が残る。これがいわゆる「外傷後ストレス障害(PTSD)」だ。生存者も後遺症に苦しめられることがある。私だけが生き残ったという自責の念や申し訳ない思いのために、さらに苦しんで憂鬱になる現象を「生存者症候群」という。
すべての被害者や生存者がPTSDや生存者症候群を体験するのではない。「神がくれた最高のプレゼントは忘却」という言葉がある。あまりに大きな衝撃を受ければ脳が自分を保護するためにファイアウォールのように記憶を遮断したりもする。そうやって受け流してこそ生き残った人間は生きていくことができ、90%は普段の生活に戻る。10%前後だけに精神的後遺症が残る。
【時論】韓国の集団トラウマ、何とかして防がなければ(2)
【特集】韓国旅客船「セウォル」沈没事故
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