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伊藤穰一MITメディアラボ所長「HW専門家が経営する会社、ビジョンない」(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

伊藤所長は人生での最も大きな失敗に「大学中退」を挙げた。彼は「米国の大学生の間で大学中退を勲章のように感じるのは間違い」と話した。(写真=LGCNS)

「サムスンとLGは、いまだソフトウェアの力量が不足している。全世界のソフトウェア産業のリーダーは今後も相当期間、米国、特にシリコンバレーになるだろう」。

「融合の伝導師」として良く知られる伊藤穰一米国マサチューセッツ工大(MIT)メディアラボ所長(48)が韓国企業の革新を注文した。伊藤所長は17日、LGCNSが主催した情報技術(IT)カンファレンス「Entrue World 2014」に基調演説者として参加するために訪韓した。演説後のインタビューで彼は「韓国企業が生き残るためには、強みであるモバイル技術を中心に、モノのインターネット(IoT:Internet of Things)時代に主導的な役割を果たさなければならない」と強調した。そのためにはシリコンバレーと緊密に協力して、関連専門家たちを迎え入れることが重要だと話した。

サムスンとLGは、MITメディアラボに年間数十億ウォンの後援支援金を当てている。研究員をメディアラボに派遣して、年2回の春・秋に開くMITメディアラボ「デモデイ」に後援企業として参加してアイデアを共有する。だが伊藤所長は2社の後援企業への苦言を遠慮しなかった。彼は「他国と同じように韓国でも革新は時期尚早のようだ」と話した。その理由として彼は、ハードウェア専門家が企業の経営を担当しているという点を挙げた。


彼は「『インターネット以後(AI)』の時代には、会社の権力をソフトウェアが分かる若い人々に委譲することが重要だ」と注文した。彼は人類の歴史を「BI(Before Internet)」と「AI(After Internet)」、すなわちインターネットがある前と後で区別した。紀元前(BC)と紀元後(AD)にひっかけた表現だ。彼はAIの世の中は、前と違って複雑で紛らわしく予測しにくいと話した。したがって考える方式に根本的な変化が必要だということだ。彼は「多様な文化を受け入れて『飛んだアイデア』を奨励する文化がある米国、その中でもシリコンバレーが世界のソフトウェアのリーダーの地位を維持しており、グローバル企業も当分はシリコンバレーから出てくるだろう」と話した。



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