大型事故が発生すると、韓国政府はまた右往左往し、国民を不安にさせた。乗船者の名簿も把握できず、救助された人の数も誤って伝えた。途中、368人が救助されたと発表したが、後に164人に訂正した。204人もの差があり、家族をひどく落胆させた。
この日午後5時に政府ソウル庁舎に設置された中央災害安全対策本部(中対本)を訪れた朴槿恵(パク・クネ)大統領は、「最初の発表と後に確認された数の差が200人以上にもなるが、どうしてこういうことになるのか」と叱責した。
中対本と海洋警察庁のこうした錯誤だけでなく、京畿道教育庁は確認もせず乗船者全員を救助したと伝え、混乱を招いた。旅客船乗船者の保護者と国民は、政府の対応を見ながら怒りを表した。
初期の対処など救助作業にも問題があったという指摘だ。朴大統領は事故直後、「旅客船の客室とエンジン室まで徹底的に確認し、一人の人命被害も出してはいけない」と指示した。これを受け、海洋警察・海軍・消防防災庁所属のヘリコプターや船舶が動員されたが、行方不明者が290人余りも発生する事態を防げなかった。
安全行政部と海洋水産部、海洋警察など関連部処は事故発生から13時間(午後10時基準)が過ぎても、旅客船乗船者の名簿さえ確定できなかった。海水部・安全行政部・海洋警察は乗船者の数を476人から459人、さらに462人に訂正した。行方不明者の数を政府が間違って発表したため、乗船者の家族と国民は一日中、混乱した。中対本は16日午前10時、旅客船に476人が乗船し、うち110人余りを救助したと発表した。ところが午前11時9分ごろ、京畿道教育庁は記者に「檀園高の生徒全員救助」という携帯電話の文字メッセージを送った。これが伝えられると、保護者と国民は安堵の胸をなでおろした。その後、中対本は午前11時30分、161人が救助されたと発表した。昼12時30分には179人に生存者が増えたと伝えた。その後、檀園高の生徒を含む死者が確認され、「生徒全員救助」という発表は事実でないことが明らかになった。
<韓国旅客船沈没>韓国政府、現況把握できず訂正繰り返す(2)
【特集】韓国旅客船「セウォル」沈没事故
この日午後5時に政府ソウル庁舎に設置された中央災害安全対策本部(中対本)を訪れた朴槿恵(パク・クネ)大統領は、「最初の発表と後に確認された数の差が200人以上にもなるが、どうしてこういうことになるのか」と叱責した。
中対本と海洋警察庁のこうした錯誤だけでなく、京畿道教育庁は確認もせず乗船者全員を救助したと伝え、混乱を招いた。旅客船乗船者の保護者と国民は、政府の対応を見ながら怒りを表した。
初期の対処など救助作業にも問題があったという指摘だ。朴大統領は事故直後、「旅客船の客室とエンジン室まで徹底的に確認し、一人の人命被害も出してはいけない」と指示した。これを受け、海洋警察・海軍・消防防災庁所属のヘリコプターや船舶が動員されたが、行方不明者が290人余りも発生する事態を防げなかった。
安全行政部と海洋水産部、海洋警察など関連部処は事故発生から13時間(午後10時基準)が過ぎても、旅客船乗船者の名簿さえ確定できなかった。海水部・安全行政部・海洋警察は乗船者の数を476人から459人、さらに462人に訂正した。行方不明者の数を政府が間違って発表したため、乗船者の家族と国民は一日中、混乱した。中対本は16日午前10時、旅客船に476人が乗船し、うち110人余りを救助したと発表した。ところが午前11時9分ごろ、京畿道教育庁は記者に「檀園高の生徒全員救助」という携帯電話の文字メッセージを送った。これが伝えられると、保護者と国民は安堵の胸をなでおろした。その後、中対本は午前11時30分、161人が救助されたと発表した。昼12時30分には179人に生存者が増えたと伝えた。その後、檀園高の生徒を含む死者が確認され、「生徒全員救助」という発表は事実でないことが明らかになった。
<韓国旅客船沈没>韓国政府、現況把握できず訂正繰り返す(2)
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