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【コラム】新素材で世界1位、夢ではない=韓国(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
新素材を開発するには莫大な費用が必要とされる。期間も長い。このため中小企業やベンチャー企業だけでなく、大企業ですらも核心素材の開発に参入することを躊躇した。だが、韓国は厳しい状況から「世界1等」を作り出した経験を持っている。半導体と二次電池のような分野が代表的だ。特に半導体はかつて政府の支援の下で大企業の投資が行われ中小企業も一緒に成長した成功モデルといえる。

素材分野でもこうしたモデルが再現される可能性を見せている。ナノ素材分野の中小企業シンアT&Cは需要企業のLGイノテックと、親環境コーティング鋼板分野のノルコーティングコイルはポスコと協力して新素材技術を開発している。今年5年目となるこの事業はすでに3400人余りの雇用創出と合わせ1兆ウォン以上の民間投資を引き出した。この事業により中小企業から中堅企業へと成長した企業も9社に上る。

世界一流素材開発事業が終了する2019年には韓国の素材産業の競争力は大きく強化されるだろう。この事業が単純に新素材を開発するだけにとどまらず、大企業と中小企業の同伴成長を導く牽引車となり、韓国が「世界4大素材大国」になる礎石になることを期待してみる。


金宰弘(キム・ジェホン)産業通商資源部次官





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