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【コラム】新素材で世界1位、夢ではない=韓国(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
MK電子という中小企業が最近リチウム二次電池の核心である次世代電極素材を開発し本格生産段階に入ったという。世界的に二次電池市場の主導権を握るための競争が激しい状況でとても喜ばしいことだ。さらに喜ばしいのは、二次電池を生産する韓国屈指の大企業がこの会社が核心素材を開発できるよう多角度的な支援を惜しまなかったという点だ。開発アイテムを提供して素材の設計と認証など各段階別に技術を伝授し、時には額を突き合わせ共同研究も進めた。

大企業とMK電子がこのような成果を上げたのは産業通商資源部が2010年から施行している世界一流素材開発事業の力が大きかった。この事業は相対的に劣っている韓国の素材産業の競争力を強化するため2019年までに世界市場でシェア30%以上を獲得できる世界最高水準の10大核心素材を開発するという計画だ。

素材産業が重要ということは言うまでもない。素材産業はすべての産業の基礎になるだけでなく、市場支配力も高く、ひとまず開発に成功すれば大きな付加価値を得ることができる。米デュポンの「ゴアテックス」が30年以上もアウトドア市場を席巻しているのが端的な例だ。それでも韓国は素材産業で弱さを免れられずにいる。さらに韓国は世界的に強みを持っている半導体とディスプレー分野でも核心素材の大部分を日本に依存している実情だ。昨年は素材部品産業で976億ドルの黒字を記録しながらも日本に対し205億ドルの赤字を記録したことは素材部品の日本依存度がどれだけ高いのかを端的に示す。

【コラム】新素材で世界1位、夢ではない=韓国(2)

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