最近発売されたサムスン電子の「ギャラクシーＳ５」が期待以上の販売実績を見せているという評価が出ており、部品関連株の株価が急騰している。

１４日の有価証券市場でサムスン電機は前取引日より２８００ウォン（４．０５％）上がり今年に入って最高値となる７万２０００ウォンで取り引きを終えた。サムスン電機はギャラクシーＳ５に基板とカメラモジュールを供給している。

コスダック市場でもスマートフォンケースを生産するモベースが価格制限幅まで上がったのをはじめ、指紋認識・心拍センサーを生産するパートロンが６．６４％、防水・防塵部品を供給するソウォンインテックが６．９５％の急騰となった。ＩＴ部品株がともに強さを見せこの日のコスダック指数は先週末より６．１６ポイント（１．１１％）上昇し、年初来最高値となる５６２．０４で取り引きを終えた。


１１日に１２４カ国で発売されたギャラクシーＳ５は初日の販売は順調だったことがわかった。ハイ投資証券によると、発売当日に米国ではギャラクシーＳ４に比べ販売台数が３０％増え、英国、チェコ、サウジアラビアでは前作より２倍以上売れた。

韓国では先月２７日以降１２万台が販売された。これはギャラクシーＳ４発売時と似ているが一部携帯電話会社が営業停止措置を受けていた状況を考慮すると良好な実績と評価できる。これに伴い、証券業界ではギャラクシーＳ５の販売好調が続く場合、これまでスマートフォンの収益性鈍化への懸念で振るわなかったサムスン電子だけでなく、部品株の株価も再評価される可能性があるという期待が出ている。

ハイ投資証券のソン・ミョンソプ研究員は、「ギャラクシーＳ５の販売が良好なのは、２０１３年までに６７００万台が売れたＳ３の買い換え需要があることに加え、販売価格も既存製品より低いため。スタートダッシュの勢いが維持されればギャラクシーＳ５の販売台数とサムスン電子の業績に対する見通しも上がる可能性がある」と予想した。