サムスン電子の新しい戦略スマートフォン「ギャラクシーＳ５」の勢いが鋭い。前作である「ギャラクシーＳ４」と比較すると、英国、チェコ、ベトナムなどでは２倍以上販売された。オランダ・ロッテルダムでは午前３時から７００人がギャラクシーＳ５を買うために売り場の前に集まった。サムスン電子は１３日、ギャラクシーＳ５の米国市場発売初日の１１日の販売台数はＳ４より約６０％多い水準だったと明らかにした。米国の移動通信会社も上半期の主力スマートフォンにギャラクシーＳ５を選択し集中的にマーケティングに乗り出している。米国１位の通信会社のベライゾンは事業者別に専用キオスク端末を確保して広報に入り、２位事業者のＡＴ＆Ｔは体験館１２００個を設置した。

英国、ドイツ、フランスなど欧州でもギャラクシーＳ５の発売を待つ人波で携帯電話流通店は賑わっている。フランス・パリにあるサムスンストアでは、午前８時のオープン後２時間で初日に用意した８００台が売り切れた。購入に来たフランス人は「１６００万画素カメラと防水・防塵機能が気に入り妻の分まで購入する」と話した。サムスン電子はこの日ドイツではギャラクシーＳ５効果でサムスンストア訪問者数が普段より２０％増え、英国でもＳ４と比較すると初日の販売台数は２倍水準を記録したと明らかにした。

サムスンのスマートフォン生産法人があるベトナムでも予約販売実績はギャラクシーノート３と比較して約３倍水準、初日販売台数はＳ４に比べ２倍以上多いというのがサムスン電子側の説明だ。サウジアラビアの場合、今月１１日公式発売行事にメディアやバイヤー６００人が殺到した。サムスン電子関係者は「スマートフォン市場は成熟期に達したという悲観論もあるが現在はむしろ台数が不足しないか心配する状況だ」と話した。






ギャラクシーＳ５、発売開始から売れ行き好調（２）