社会に大きな衝撃を与えた2件の児童虐待死亡事件に対し、昨日、一審の判決が出た。大邱地裁は昨年8月に慶尚北道漆谷で娘を暴行して死なせた容疑(傷害致死など)で拘束、起訴された継母(36)に懲役10年を言い渡した。また死亡した娘を虐待した容疑で在宅起訴された父親(38)に対しては懲役3年を言い渡した。これに先立ち検察は継母に懲役20年を、父親には懲役7年をそれぞれ求刑した。また蔚山地裁は娘を暴行して死なせた容疑で拘束、起訴された継母(40)に傷害致死罪を適用し、懲役15年を言い渡した。検察は殺人罪を適用し、死刑を求刑した。
両地裁が「児童虐待は厳重に処罰されるべき」という点を強調したが、事案の性格を勘案すると、実際の量刑は国民の感情とかけ離れたものだ。漆谷事件の継母は8歳の娘に虐待を続け、娘が死亡すると12歳の姉の犯行にしようとした。蔚山事件の継母は「遠足に行きたい」という娘に暴行し、肋骨14本を骨折させ、肺に刺さって死なせた。量刑について多くの国民は「軽すぎる」と受け止めている。児童虐待を根絶するためにもより厳しく処罰すべきという期待と距離があるのが事実だ。控訴審で処罰の程度に対する再検討がなければならない。児童虐待死亡に対して殺人罪を認め、無期懲役刑を言い渡す米国や英国の事例も検討する必要がある。
両地裁が「児童虐待は厳重に処罰されるべき」という点を強調したが、事案の性格を勘案すると、実際の量刑は国民の感情とかけ離れたものだ。漆谷事件の継母は8歳の娘に虐待を続け、娘が死亡すると12歳の姉の犯行にしようとした。蔚山事件の継母は「遠足に行きたい」という娘に暴行し、肋骨14本を骨折させ、肺に刺さって死なせた。量刑について多くの国民は「軽すぎる」と受け止めている。児童虐待を根絶するためにもより厳しく処罰すべきという期待と距離があるのが事実だ。控訴審で処罰の程度に対する再検討がなければならない。児童虐待死亡に対して殺人罪を認め、無期懲役刑を言い渡す米国や英国の事例も検討する必要がある。
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