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【社説】「危険な整形手術」から患者を守ろう=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
患者の権利と安全を無視した不法・違法行為が整形外科分野で公然と行われているという医師の内部告発があった。中央日報の報道によると、麻酔で患者の意識がない間に、相談・予約した有名な医師ではなく、別の医師が代わりに執刀する「シャドー手術(代理手術)」が行われているという。大韓整形外科医師会(以下、医師会)が10日に暴露したこうした内容が事実なら、消費者に対する愚弄レベルを越え、詐欺行為と変わらない。

雇用医師が「奴隷契約」を結び、工場式に整形手術をするという暴露も同じだ。応急措置をする施設も、麻酔科医師もいない中で、危険な手術が行われるケースも少なくないというのはぞっとする。国民の生命と健康の責任を負う医師の一部が、患者の安全を無視して金儲けに熱を上げているという点で衝撃的だ。

整形手術は外国医療観光客を呼び集める代表的な医療韓流商品だ。したがってこのように信頼を崩す行動は、韓国のイメージにも悪い影響を与えるしかない。こうしたとんでもないことが堂々と行われている間、監督官庁の保健福祉部と司法当局はいったい何をしていたのだろうか。医師会が自ら真相調査をし、自浄活動をするというが、これは医師の手だけに任せることではない。


政府も直ちに実態を綿密に把握した後、不法行為に対しては鉄槌を下さなければならない。このような医師が患者を診ることができないよう免許停止など強力な措置を取る必要がある。患者を危険にする非道徳的な行動から国民の安全と権利を守るのは政府の責任であるからだ。こうした危険な整形手術の背景には、違法な金銭的利益がある可能性が高いため、国税庁も徹底的に調査し、税金をきちんと支払わせる必要がある。

人口1000人あたり13.5人が整形手術をし、世界トップの「整形を勧める韓国」から抜け出そうという社会運動と制度的な整備について、もう公論化が必要だ。赤面させるような整形広告がバスや地下鉄を埋める社会は健全だといえない。



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