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韓銀総裁の言葉に…債券金利上昇、為替レート安定(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
李柱烈(イ・ジュヨル)韓国銀行(韓銀)総裁の最初の選択は金利据え置きだった。

李総裁が就任後初めて主宰した10日の金融通貨委員会(金通委)は、現在の政策金利(2.5%)をそのまま維持することにした。市場の予想通りだった。関心はむしろ金通委の後に続いた懇談会に向かった。韓銀の新総裁が初めて金利政策と経済状況に言及する場だったからだ。「李総裁の話法は前任の金仲秀(キム・ジュンス)総裁に比べ簡潔で明快だった」というのが、市場と経済研究所の専門家の反応だ。

李総裁は政策金利の決定について「物価と成長、対外不均衡に留意しながら金利政策をする」と述べた。続いて「消費者物価はしばらく低い水準が続くだろうが、次第に高まり、下半期には2%半ばまで上がると予想する。需要部門で物価上昇圧力が生じれば、政策金利を先制的に動かす問題は議論する」と話した。


この発言の後、債券市場では下落した国庫債の金利が上昇に転じた。市場参加者が李総裁を経済成長を重視するハト派より、物価安定を重要視するタカ派と評価したという解釈が可能だ。

それでも多くのアナリストは、金利はしばらく据え置かれると見ている。最近の消費者物価上昇率が1%台前半を維持し、韓銀の物価安定目標(2.5ー3.5%)を下回っているからだ。低い物価が維持されれば、政策金利を引き上げる理由はない。成長を考えるなら、むしろ金利を下げるのが役立つ。しかしこうした低い物価が下半期には上昇するというのが李総裁の考えであるだけに、すぐに金利を調整することはないという解釈だ。



韓銀総裁の言葉に…債券利上昇、為替レート安定(2)

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