黄昌圭(ファン・チャンギュ)KT会長
KTは8日、労使の合意に基づき、勤続15年以上の職員を対象に特別名誉退職を施行すると明らかにした。職員3万2000人のうち15年以上勤務した職員は約2万3000人。職員の70%ほどを名誉退職の対象とした。KTは2003年、2009年の名誉退職当時と同じく5000-6000人が退職すると見込んでいる。
実際、KTのリストラは黄会長の就任直後から予想されていた。黄会長は就任後、肥大したKTに「組織スリム化」「融合」というキーワードを提示した。このため就任直後に役員の数を30%ほど減らした。現在55の系列会社に対する統廃合作業も進めている。黄会長は肥大したKTをリストラしなければ、戦場のような移動通信市場で生き残ることはできないという結論を出した。
実際、KTの年間人件費は2兆ウォン(約2000億円)を超える。ライバル企業のSKテレコム(4192人、4714億ウォン)とLGユープラス(6780人、4780億ウォン)の4、5倍にのぼる。2009年に売上高の14%だった人件費の比率は現在17%まで高まっている。
黄会長の刃先は事実上、有線事業部門に向けられる見込みだ。KTの職員の60%が集まるが、売上高に占める比率は30%を下回る。売上高も2010年の4兆3458億ウォンから昨年は2兆9794億ウォンと、毎年減少している。
KTの関係者は「メンテナンス・管理など比較的単純な業務を担当しているが、長く勤務した職員の中には1億ウォン近い年俸を受ける人もいる」とし「固定電話を使わない人が増えているだけに、有線部門で縮小すべきことは果敢に減らすというのが黄会長の考え」と伝えた。
リストラを終えた後、黄会長は不振系列会社の整理などに拍車を加えると予想される。M&A(企業の合併・買収)市場では昨年赤字を出したKT系列会社を中心に売却の話が出ている。現在KTは▼非通信・非主力▼収益性低下▼成長限界--系列会社を整理するという基本原則を立てた状態だ。
一方、KTは今月10日から24日まで名誉退職希望者を受け付けた後、25日に人事委員会の審議を経て30日に退職発令する予定だ。名誉退職の職員に対しては、勤続期間および定年残余期間に基づく退職金のほか、別途の名誉退職金が支払われる。最大金額は退職前の給与の2年分。2009年当時に比べ金額はやや増えた。個人の選択に基づき、KT M&Sなど系列会社で2年間勤務することも可能だ。
また、KTは人件費の負担を減らすため賃金ピーク制を導入し、大学学資金支援制度を廃止するなど社員の福祉制度も一部縮小することにした。また、来月から現場営業・開通・アフターサービス・プラザ業務(支社営業窓口業務)をKT M&S、KTIS、KTCSなど7つの系列会社に委託する予定だ。
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