プロ野球阪神の呉昇桓（オ・スンファン）が日本での公式デビュー戦をさわやかに飾った。シーズン２番目の試合で初めてのセーブを上げた。

呉昇桓は２９日に東京ドームで開かれた読売との試合に登板した。阪神は３対３で同点だった９回表に２得点に成功し呉昇桓は続く９回裏セーブの条件でマウンドに上がった。

呉昇桓は最初の打者の阿部慎之助を３塁手飛打で処理した。続きロペスには連続５個のファールを許した後、８球目に安打を許した。その後代打の矢野謙次は８球の勝負の末に投ゴロで処理した。この時、代走の藤村大介が２塁に進塁し、続く橋本到の打席では暴投で２死３塁の危機を迎えた。しかし橋本を１５球の勝負の末に中飛打で処理しチームの５対３の勝利を守った。日本進出後初めてのセーブだ。ただ呉昇桓はこの日４人の打者を相手に安打は１本にとどまったが、投球数は３２球、うちストライク２６球とやや多かった。