27日午後(現地時間)、ドイツ・ドレスデンを訪問した朴槿恵大統領が第2次世界大戦の時破壊されドイツ統一後に復元された聖母教会(Frauenkirche)の内部を眺めている。1989年にヘルムート・コール西ドイツ首相がここで統一意志と構想を初めて提示して以来、ドイツ統一の象徴になった。[ドレスデン=ビョン・ソング記者]
朴大統領がドレスデンを訪問地に決めたのは統一に対する強力な意志の表明だ。統一前、ドレスデンは東ドイツで最も後れた地域の中の一つであった。1945年2月英米連合軍の爆撃で都市の85%が破壊され、共産政権が入ってからも永らく廃虚のまま放置された。だが、ドレスデンは統一以後、急速に変わった。2011年の地域総生産は151億ユーロで、95年に比べ50%増加した。毎年10%内外の成長率を見せている。今は情報技術(IT)産業集結地で、ドイツのシリコンバレーと呼ばれる。大統領府関係者は「国民には統一がもたらす恐れが誇張されたものであることを見せ、北朝鮮には統一が機会という点を知らせる最適な都市がドレスデン」と話した。朴大統領は先立ってベルリンで開かれた韓独経済人昼食懇談会で「統一ドイツが低迷したヨーロッパ経済を導きつつ、成長エンジンであり安全ピンの役割を務めているように、統一韓国も韓民族はもちろんのこと、世界経済に新しい活力を提供する大きい機会になるだろう」としつつ、「統一のための準備は政府だけでなく経済人の参加が何より重要だ」と話した。朴大統領は続けて「今後、ドイツ企業らも投資と経済協力を通じて韓国・北朝鮮経済統合過程に寄与し、新しい機会を創り出すことを期待する」と付け加えた。
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