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【コラム】北朝鮮の核と安保分離で進む韓日関係(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
百の言葉より表情ひとつ、時には無表情一つがさらに雄弁的なメッセージである時がある。ハーグ韓日米首脳会談で安倍首相の「大統領、アンニョンハシムニッカ(こんにちは)」という韓国語の挨拶に対する朴槿恵(パク・クネ)大統領のかたい表情が典型的な事例だ。安倍首相は日本人にとって容易でなかったであろうその言葉を覚えるのに結構努力しただろうが、その挨拶を受けた朴大統領はかたい表情を解かなかった。このような雰囲気はオバマ大統領の斡旋により韓日のトップが同席するにはしたが、韓日関係の将来が暗いばかりだという現実を象徴的に表現している。

外交舞台でそれはきわめて異例的な「事件」だった。世界世論がどんな反応を見せるかにより朴大統領に対する評価が分かれるだろう。しかし、一つ確実なのは日本の極右勢力の反発が再び猛威を振るって韓日関係をより一層悪化させる可能性だ。右翼の先鋒である産経新聞が編集委員コラムで火ぶたを切った。産経コラムはマックス・ウェーバーの『職業としての政治』に出てきた言葉によって朴大統領の態度を「政治的な罪」と攻撃した。コラムはまた巧妙な間接話法で朴大統領を事態の軽重と優先順位を分からないバカだと非難した。

筑波大学の古田博司という国際政治学教授は朴大統領の態度を「民族的な幼稚さ」と批判した。韓国中央日報東京支社にはどうしたらあんなことが出来るのかという一般の日本人たちの電話もきた。日本社会のこのような雰囲気が広がる可能性を排除することはできない。政府は妄言を日常的に行う日本首相に爽快なパンチを飛ばしたという満足感に安住せずに、日本に対する「戦略B」を稼動しなければならないだろう。


ニューヨークタイムズの3月26日付報道によればホワイトハウスは去る3カ月の間、韓国と日本に集中的な説得を行った。会談はオバマ大統領の招請という形で米国大使官邸で開く、歴史認識や慰安婦のような韓日間の難題は議題から外し三カ国共通の焦眉の関心事である北朝鮮の核のみ議論するという条件で韓国と日本を説得した。オバマ大統領は3月6日、安倍首相に電話をかけて三人で共に会おうと提案し、同日、キャロライン・ケネディ駐日大使は安倍首相と昼食をとりながら三者会合に対する安倍首相の同意を取りつけた。韓日米首脳らが会うその瞬間、北朝鮮は祝砲でも打ち上げるかのように東海(トンへ、日本名・日本海)に2発の弾道ミサイルを発射した。結果的に北朝鮮は朴・安倍会談を成功させたオバマ大統領に喝采を送ったわけだ。





【コラム】北朝鮮の核と安保分離で進む韓日関係(2)

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