インド洋南部に墜落したマレーシア航空ＭＨ３７０便旅客機の乗客・乗務員２３９人の補償金が国籍により大きく違いが生じる見込みだ。ＡＰ通信は２５日（現地時間）、 「航空運送に関する損害賠償を規定したモントリオール条約により、乗客１人当たり最小１７万５０００ドルずつ受け取ることができる」とし、「マレーシア航空側も１人当たり５０００ドルの慰労金を支給することにした」と伝えた。

米国ＣＮＢＣ放送は、専門家の言葉を引用して中国人犠牲者の遺族が受け取ることができる補償金は、航空会社の補償金などを含んでも１人当たり１００万ドルにならないと伝えた。しかし米国人乗客４人の遺族が米裁判所に訴訟を起こした場合、１人当たり８００万～１０００万ドルの補償を受けることができ、米国人と中国人遺族の補償金の差が最高で１０倍を上回る見通しだ。