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安倍首相、韓国語のあいさつに…朴大統領“無表情”

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

朴槿恵(パク・クネ)大統領と日本の安倍首相、米国のオバマ大統領が25日(現地時間)、オランダ・ハーグの米国大使官邸で首脳会談を行った。3番目に発言した安倍首相がたどたどしい韓国語で朴大統領に挨拶している。しかし朴大統領は硬い表情で最近の韓日関係に対する不満を表わした。

朴槿恵(パク・クネ)大統領が就任13カ月ぶりに安倍晋三首相と対話テーブルについた。45分間の顔合わせは、これまでの冷たい韓日関係を溶かすには不十分だった。そのような場面は会談の随所に現れた。

朴大統領と安倍首相は、バラク・オバマ米大統領が招待する形で第3回核安全保障サミットが開かれたオランダ・ハーグの米国大使官邸で25日午後6時35分(以下、現地時間)、韓日米首脳会談を開始した。朴大統領が到着すると、先に来ていたオバマ大統領と安倍首相が朴大統領を歓迎した。特に主宰者のオバマ大統領は朴大統領と安倍首相が互いに向かい合うように誘導して握手を交わすようにした。現場を取材したカメラ記者が3人に共に握手するポーズを求めたが、朴大統領はこれを拒否したと日本メディアは伝えた。

会談場の席の配置はオバマ大統領を中心にその右側に朴大統領が、左側に安倍首相が座った。朴大統領が座る時にはオバマ大統領が直接椅子を引いて優遇した。これに関連して、外交消息筋は「場が場であるだけに3国首脳の席の位置も事前に話し合われた」とし、「当初、女性である朴大統領が中央に位置する案も出されたが、仲介者がオバマ大統領である上に、朴大統領が安倍首相と並ぶのは今はまだ時期尚早との判断で、オバマ大統領が中央に座ることになった」と述べた。


冒頭発言はオバマ大統領と朴大統領の順に行われた。3番目に発言した安倍首相は「私は本日、われわれが日米韓の3者会議を持てたことをとてもうれしく思います。特に、オバマ大統領がこの首脳会議を主宰して下さったことに対して非常にありがたく考えています」と述べた。続いてたどたどしい韓国語で、朴大統領側を見つめながら「朴槿恵大統領、本日はお会いできてうれしいです」と挨拶して笑顔を送った。歴史問題で刺々しい関係にあった朴大統領を意識する姿だった。しかし朴大統領は硬い表情を浮かべたまま特別な反応を見せなかった。日本の共同通信は、朴大統領がオバマ大統領と安倍首相が発言する間、下の方を見たり唇をかむ様子を見せたりしたと伝え、「冷却した韓日関係を象徴するように、ぎこちない雰囲気が漂った」と報じた。

緊張した雰囲気が続くと、オバマ大統領からは失言も飛び出した。朴大統領を首相を意味する「マダム・プライムミニスター(Madam Prime Minister)」と誤って称し、その後すぐに大統領を意味する「マダム・プレジデント(Madam President)」と言い直した。オバマ大統領は「われわれ3カ国がこのような団結と意志を見せるのは、アジア太平洋地域に非常に強いメッセージを示すもの」と述べて雰囲気を盛り立てた。

安倍首相はこの日、スーツのジャケットに北朝鮮拉致日本人団体を象徴するバッジを付けて登場した。この日の会談の核心議題が北朝鮮問題であることを勘案した計算されたジェスチャーだという解釈が出ている。

この日の会談では、朴大統領は慰安婦問題をはじめとする歴史問題を取り上げて論じていない。



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