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<マレーシア不明機>インド洋南部墜落の事実を確認したが…水深数千メートル、強風で捜索難航

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
8日から行方不明となっていたマレーシア航空MH370便はついに墜落したことが確認された。飛行機がインド洋南部の深いところに沈んでいるという結論の根拠は、英インマルサットの衛星データ分析だ。消息が途絶えた直後から捜索を始めたインマルサットは初めて使われた技法を通じ行方を追跡した。

航空機は位置を伝える通信システムが止まっても毎時間信号を送る。インマルサットの衛星はこの信号を分析し、不明機が消えた後も5時間以上飛行したという事実を明らかにした。また、飛行機の軌跡を北側のアジアと南側のインド洋に狭めた。さらにMH370便と同じ航路を運航する飛行機の信号を分析した。このうち、不明機が送った信号と“最も一致する”ものを通じMH370便がインド洋南部で燃料が底をついたと結論付けた。

だが、インマルサットが探し出した飛行ルートは160キロメートルの誤差を持っている。クリス・マクラフリン副社長は、「インド洋上空の衛星はGPS装備がない1990年代の衛星だ。不明機が最後の信号を送る前に燃料がなくなったようだが、それがいつなのか、飛行機がつんのめるように落ちたのか、滑るように落ちたのかはわからない」と話した。


墜落の事実は確認したが飛行機がどこに落ちたのかは依然として茫洋としているわけだ。インド洋南部一帯を捜索中のオーストラリア軍当局は25日、現在の状況についてこのように表現した。「私たちは干し草の山で針を探す仕事をしている。その干し草がどこにあるのか見つけるために努力しているところだ」。

正確な事故原因を知るためには海中にある機体とブラックボックスを探さなければならない。したがって現時点では浮遊物の動きを追って捜索範囲を狭めることが急務だ。だが、インド洋はあまりに波が荒く、水深が数千メートルに達する険しい海であることに加え、天候まで良くない。25日はインド洋で強風が吹き風浪が起きたため捜索作業が中断された。米CBS放送は「残骸とブラックボックス引き上げまで数年かかる可能性もある」と報道した。一方、米国防総省はブラックボックス探知機と深海撮影装備を備えた無人探査艇をオーストラリアに派遣し捜索に参加させる計画だ。



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