ドイツのコシーク財務次官は韓国民に統一に対する強い意志を持つことを求めた。それとともに、「韓国社会で保守は統一費用を、進歩は吸収統一を恐れているということをよく知っている。だが、統一を恐れてはならない」と助言した。筆者とのインタビューでコシーク次官は、統一費用は未来のための投資費用という点を強調した。コシーク次官は、「ドイツも統一に多くの費用が投入されたが、統一費用に劣らず分断費用も大きかった。過去の冷戦で軍隊の維持と武器費用に天文学的な金額が投入された。分断費用はそれこそ“時代錯誤的な費用”だった」と話した。
ドイツ統一24年――。ドイツでは「統一は祝福」と評価されている。世界経済危機と欧州財政危機が続けて起きたが、ドイツが揺らがないのは東西ドイツの統一と欧州統合の力ということを国民が知っているためだ。
「韓国社会…保守は統一費用、進歩は吸収統一を恐れている」(2)