北朝鮮に拉致された日本人・横田めぐみさんの父・横田滋さん(81)、と母・早紀江さん(78)夫妻が先週モンゴルで、めぐみさんの娘キム・ウンギョンさんに初めて会った。写真は2007年に夫婦が孫娘の写真を持っている姿。キム・ウンギョンさんは、これに先立ち2002年(当時14歳)、平壌(ピョンヤン)で日本の記者たちと会見を行った。(写真=中央フォト)
横田めぐみさん
横田滋夫妻とキムさんの面会は、日朝間で意見が鋭く対立して12年間延ばされてきた。今回の面談を機に拉致問題の解決に向けた両国間の交渉が急速に進展する可能性が高くなった。今回の対面には、キムさんの家族が同席したと見られると日本のメディアは伝えた。「めぐみさん問題」はこれまで日本人拉致問題の象徴的な存在であると同時に、拉致問題の妥結の障害となってきた。北朝鮮は2002年の小泉首相の北朝鮮訪問当時、めぐみさんは94年に入院先の病院で自殺して97年に火葬した」と主張した。2004年11月にはめぐみさんのものだと主張する遺骨まで日本側に渡した。だが日本は「遺伝子鑑定の結果、別人のもの」としながら、めぐみさんの生存の可能性を提起した。以後、北朝鮮は「平壌(ピョンヤン)で横田夫妻とウンギョンさんが会うことにしよう」という提案をしたが、日本政府と拉致被害者家族会は「めぐみさんの死亡を既定事実化して拉致問題に幕を下ろそうとする意図」として拒否してきた。
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