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<野球>“石仏”呉昇桓を動揺させるのに失敗した日本

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

呉昇桓(オ・スンファン)

先週、日本プロ野球は呉昇桓(オ・スンファン、32、阪神)の投球フォームのために騒がしかった。呉昇桓に対する“揺さぶり”とも考えられるこの騒ぎは、日本野球機構(NPB)が10日に「呉昇桓の投球動作には全く問題がない」と発表したことで落ち着いた。

右投げの呉昇桓は左足を踏み出す時、一時的にフォームの流れが途切れる。その後、左足をまた前に出しながら投球する。呉昇桓が先月スプリングキャンプに合流した直後、一部の審判が呉昇桓の投球フォームに対し「二重動作の可能性がある」と指摘し、会議を開いたという。「打者への投球に関連する動作を起こしたならば、中途で止めたり、変更したりしないで、その投球を完了しなければならない」という野球規則8.01に違反するということだった

しかしNPBは呉昇桓に軍配を上げた。呉昇桓の投球フォームは打者をだますものではなく、一定の投球リズムということを認めたのだ。呉昇桓がサムスンに入団した2005年にも甲論乙駁があったが、「一貫した動作」という結論が出た。呉昇桓が2006年ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場した当時、メジャーリーグの審判は全く問題視しなかった。


当時の韓国代表監督だった金寅植(キム・インシク)韓国野球委員会(KBO)技術委員長は「国際大会で検証された呉昇桓のフォームを指摘するのがおかしい。呉昇桓のフォームは自分のピッチングリズムだ。むしろ日本の投手のほうが二重動作をもっとしている」と話した。

数人の日本人投手は投球のため足を上げた状態で1秒ほど動作を止める。止まる時間が投球の度に違い、打者を混乱させる。シカゴ・カブス所属の藤川球児(34)も阪神時代に二重動作を使ったが、全く問題視されなかった。

阪神は昨年12月、呉昇桓をスカウトする前、投球フォームに対する検証を終えた。日本の専門家が「問題ない」と判断した。実際、シーズンを控えて呉昇桓の投球フォームを問題視するのは外国人選手に対する“揺さぶり”と解釈することもできる。特に、阪神のライバルである読売が呉昇桓の投球フォームを問題視するという話が説得力を帯びる。

論争の中でも“石仏”呉昇桓は冷静だった。呉昇桓は「審判が判断する問題だが、一貫したフォームで投げると問題はないだろう」と語った。



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