サムスンが音楽ストリーミング（リアルタイム再生）市場でアップルに対抗した。

サムスン電子は７日（現地時間）、米国でラジオサービス「Ｍｉｌｋ　Ｍｕｓｉｃ」を始めると明らかにした。アップルの「ｉＴｕｎｅｓ　Ｒａｄｉｏ」を狙ったサービスだ。アップルは昨年、新しい基本ソフト（ＯＳ）ｉＯＳ７を発表し、リアルタイム音楽・放送ストリーミングサービスのｉＴｕｎｅｓ　Ｒａｄｉｏも出した。

Ｍｉｌｋ　Ｍｕｓｉｃは音楽１３００万曲、２００以上の放送を広告なく無料で提供される。このためサムスン電子は米国音楽サービス会社Ｓｌａｃｋｅｒと提携し、音源を確保した。画面中央のホイールを回せばジャンル別に放送を探索できるほか、すぐに音楽が再生される。それだけ好きな音楽を簡単に鑑賞できる。また、ログインや会員加入は必要ない。


ギャラクシーＳ３、ギャラクシーＳ４、ギャラクシーノート２、ギャラクシーノート３の利用者はサムスンＡｐｐｓやグーグルプレイで「Ｍｉｌｋ　Ｍｕｓｉｃ」をダウンロードすればよい。４月から販売されるギャラクシーＳ５も対応させるという。

まず米テキサス州オースティンで開催される世界的な文化コンテンツ祭り「サウス・バイ・サウスウェスト（ＳＸＳＷ）」で初めて公開し、今後サービス国を拡大していく予定だ。

洪元杓（ホン・ウォンピョ）サムスン電子メディアソリューションセンター社長は「スマートフォン機能に最適化されたミルクミュージックはサムスン電子が積み重ねたコンテンツサービス力を基礎に出した差別化された音楽サービス」と述べた。