２０１４ブラジルワールドカップ（Ｗ杯）本大会に出場するサッカー韓国代表の輪郭が事実上確定した。６日にアテネで行われたギリシャとの遠征Ａマッチ強化試合に出場した選手が主軸だ。ＧＫ、左右ＤＦなど一部のポジションだけが“最後の競争”を残している。

洪明甫（ホン・ミョンボ）監督（４５）は７日、仁川国際空港で行った入国記者会見で、「まだ代表チームの名簿を確定していないが、今の時点に期待したレベルにまで進んでいるのは事実」とし「まだ決まっていないポジションはＧＫと左右フルバック程度」と述べた。

洪監督は１月のブラジル・米国キャンプを終えた後、「ギリシャ戦は事実上のベストメンバーで臨む」と話していた。実際、ギリシャ戦にはＦＷ朴主永（パク・ジュヨン、２９、ワトフォード）をはじめ、李青竜（イ・チョンヨン、２６、ボルトン）、奇誠庸（キ・ソンヨン、２５、サンダーランド)、孫弘敏（ソン・フンミン、２２、レバークーゼン）など欧州組が出場した。


韓国は朴主永と孫弘敏のゴールでギリシャに敵地で２－０で勝ち、自信をつけた。洪監督の就任後初めて代表チームに合流した朴主永が得点し、ゴール決定力不足を解消した中、ＧＫとサイドバックが「最後のアキレス腱」に浮上した。

ギリシャ戦はＧＫに鄭成竜（チョン・ソンリョン、２９、水原）が、サイドバックに金珍洙（キム・ジンス、２２、新潟）と李鎔（イ・ヨン、２８、蔚山）が入ったが、依然として洪監督から「合格」判定を受けることはできなかった。金承奎（キム・スンギュ、２４、ＧＫ）、朴柱昊（パク・チュホ、２７）、チャ・ドゥリ（３４）、金昌洙（キム・チャンス、２９、以上ＤＦ）などがライバルだ。

韓国代表は５月１２日に再招集される。これに先立ちコーチングスタッフが国際サッカー連盟（ＦＩＦＡ）に提出する３０人のＷ杯予備エントリーを発表する予定だ。