女優チョン・ジヒョンが出演したSBSの水木ドラマ『星から来たあなた』のポスター。
チョン・ソンイノミクスは私に創造経済を思い出させた。職業はだませないというが、経済記者として飯を食ってきた年月はかなりのものだ。事実、成功の秘訣を分析してどこかにつなぎ合わせるのは簡単だ。結果が出た後の入れ知恵、品評は誰でもできるだろう。だから映画・小説・ゲーム・ドラマ、何であろうがビッグヒット作には成功の秘訣の学習熱風が吹くに違いないのだ。苦しまぎれだが、チョン・ソンイに創造経済を遠回しに言う理由だ。
最初の秘訣は「15年大根役者」だ。「15年前の大根役者はどこに行ったのか」と劇中で親友が「チョン・ソンイ」に皮肉る時、はっと気付いた。そうだ、あのずうずうしくて当たり前のような表情の後ろには、15年の下手な演技があったのだ。チョン・ジヒョンは1999年に広告モデルとしてデビュー、それ以後15年「大根役者」のレッテルをつけてきた。そのレッテルを外そうと彼女は映画『泥棒たち』で代役なしに5階から飛び降り、ワイヤーにぶらさがったまま建物を飛び越えた。それからついに暴言や無知、猫かぶりまで症候群に変えた。
15年の大根役者は「1万時間の法則」に通じる。マルコム・グラッドウェルが取りあげて有名になった成功の秘訣、何かうまくやって成功するには1万時間、同じ井戸を掘り続けなければならないという法則のことだ。持って生まれた演技の天才はいない。どの俳優たちも一度でそうなるものか。絶頂は1万時間後、つまり15年後に来る。ほとんどセリフのない演技で事実上のデビュー作としてヒットした『砂時計』のイ・ジョンジェを除けば例外のない法則だ。創造経済の成功もそうだ。大統領任期中に顕著な成果を出そうと焦ってはいけない。長い目で見なければならない。1万時間、15年後の大韓民国経済大当たりの型を磨く気持ちで。
【コラム】韓国人気ドラマから学ぶ創造経済(2)
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