俳優ハ・ジョンウの監督デビュー作『ローラーコースター』が海外映画祭からラブコールを相次いで受けている。

ＣＪエンターテインメント側は４日午前、「映画『ローラーコースター』（提供／配給：ＣＪエンターテインメント、製作（株）ファンタジオピクチャーズ）が第１２回「スピリット ・オブ・ファイヤー」デビュー作国際映画祭と第９回大阪アジアン映画祭の国際コンペティション部門に招待される二重の慶事を享受している」と伝えた。

２月２８日に開幕した第１２回「スピリット ・オブ・ファイヤー」デビュー作国際映画祭は毎年ロシア・シベリアのハンティマンシスクで開催される行事だ。デビューした監督の映画を専門に上映する映画祭だ。『ローラーコースターは従来の映画と違い、奇抜さや斬新さを併せ持っている点に高い関心が集まり、コンペティション部門に招待された。


今年で９回目をむかえる大阪アジアン映画祭はさまざまなアジア映画を紹介する映画祭で、３月７日に開幕する。カン・ヒョンチョル監督の『サニー』、イム・サンス監督の『ハウスメイド』などが招待された過去があり、今年は『ローラーコースター』とチョ・ウンソン監督の『サンシャイン・ラブ』がコンペティション部門に入った。

大阪アジアン映画祭プログラミング・ディレクターの暉峻創三氏は「ハ・ジョンウはこの作品を通じて映画監督として優れた演出力を見せた」とし、「『ローラーコースター』はしっかりと構築されたシナリオと生きたセリフ、独特のキャラクターが際立って見える作品」と評価した。引き続き「昨年の釜山（プサン）国際映画祭でこの映画に出演した俳優と会ったが、映画の中の人物と実際の姿がかなり違っていて非常に驚いた。これはハ・ジョンウがすばらしい演出者であることを証明するものだ」と話した。

これに加えて『ローラーコースター』は第１５回ハワイ国際映画祭スプリングショーケースでも公式招待を受けて上映される予定だ。同ショーケースは４月４日から１０日まで米国ハワイで開かれるイベントだ。毎年１０月に開かれているハワイ国際映画祭の定期スプリングショーケースで、アジア地域の話題作３０本を選んで上映している。

一方。『ローラーコースター』は韓流スターのマ・ジュンギュ（チョン・ギョンホ扮）の乗った飛行機が墜落危機の中で繰り広げられる出来事を愉快に描いた映画だ。