キム・ハンギル民主党代表と安哲秀(アン・チョルス)新政治連合中央運営委員長が2日、記者会見を行って新党創党を宣言した。キム代表と安委員長はこの日「双方は最も早い時期内に新しい政治のための新党創党で統合を推進する」と明らかにした。
これに伴いセヌリ党・民主党・新政治連合の三つ巴戦の様相だった6月の地方選挙は、セヌリ党と「第3地帯新党」の2者対決になる可能性が非常に大きくなった。世論調査機関のリサーチアンドリサーチのペ・ジョンチャン本部長は「三つ巴戦になればセヌリ党がはるかに有利だろうという観測が多かったが「第3地帯新党」の登場は、むしろ野党圏の単一候補に主導権が移る契機になりうる」として「2012年の大統領選挙の初期の局面に似てきた」と評価した。
安哲秀議員側の独自候補の出馬を警戒したソウルの朴元淳(パク・ウォンスン)市長(民主党)は、新党創党の最大の受恵者になる展望だ。京畿(キョンギ)知事選挙でも民主党のキム・ジンピョ、ウォン・ヘヨン議員と安議員側の候補単一化が容易ではないだろうという観測が優勢だったが、単一化の障害物が取り除かれてセヌリ党が緊張する雰囲気だ。釜山(プサン)市長選挙ではオ・コドン元海水部長官が野党圏の単一候補になればセヌリ党候補と侮れない勝負が予想される。ただしリアルメーターのイ・テクス代表は「セヌリ党が最も心配していたのが選挙終盤での単一化だったが、野党圏があまりに早く単一化カードを持ち出したため2010年の地方選挙時のようなシナジー効果は期待するのは難しいだろう」と話した。
2者対決で迎える地方選挙…キム・ハンギル・安哲秀が「第3地帯新党創党」宣言(2)
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