朴槿恵(パク・クネ)大統領が慰安婦の強制動員を認めた「河野談話」を検証する動きを見せる日本に対して強硬な警告メッセージを送った。1日に世宗(セジョン)文化会館で開かれた三一節(独立運動記念日)の記念式でだ。朴大統領は日本に対して「真の勇気は過去を否定することではなく歴史をありのまま直視すること」とし、「過ちを認められない指導者が新しい未来を開いていくことができないのは当然のことだ」と指摘した。続いて「両国が新しい繁栄の未来に進んでいけるように日本政府が勇気ある決断をしなければならない」とし、「過去の歴史を否定するほどみすぼらしくなり窮地に追い込まれる」と警告した。朴大統領はまた、「政治的利害のためだけに歴史の真実を認めないならば孤立を自ら招くだけ」とも述べた。
朴大統領は昨年に比べて刺激的な表現は控えたものの、慰安婦問題に言及するなどして日本政府の問題を細かく指摘した。日本に対する演説分量も、昨年は原稿用紙2枚少しだったが今回は4枚以上になった。また「韓日両国国民の人情と信頼を政治が遮ってはならない」としながら安倍政府と日本国民を分離して言及した。
北朝鮮に対しては離散家族面会の定例化を提案して「平和統一」を強調するなどいっそう柔軟な態度を取った。朴大統領は「一日も早く離散の恨(ハン)を晴らすために離散家族対面の定例化を北朝鮮当局に提案する」と述べた。昨年、北朝鮮の第3次核実験(2月12日)以降に行った記念演説では「核開発と挑発からは何も得られず、孤立と苦痛だけが大きくなる」と述べていたが、今回は大きく雰囲気が変わった。
なかでも朴大統領は先月25日に提案した「統一準備委員会(以下、統一準備委)」について言及し、「平和統一のための準備を始めるつもりだ」と述べた。朴大統領は当時の談話文では統一準備委を提案して「統一を準備すべき」と述べるに留まり「平和統一」とは言わなかった。東西(トンソ)大学の趙世暎(チョ・セヨン、元外交部北東アジア局長)特任教授は「朴大統領が日本に対して問題点を静かに指摘しながら言いたいことはすべて述べたものと思われる」とし、「最近、北朝鮮がミサイル試験を行ったにもかかわらず、これに対する言及なく離散家族対面の定例化を提案したことは、南北関係の最近の流れを生かそうとする意図」と評した。朴大統領の記念演説には、過去1年間の韓日関係と南北関係の変化の有り様がそのまま盛り込まれていたという評価だ。
◆「統一は三一精神を継承すること」=朴大統領は記念式出席に先立ち独立有功者らと会い、「統一は分断克服を越え、韓国と北朝鮮の住民全員が幸せな韓半島(朝鮮半島)を作り、北東アジアの平和・繁栄に寄与するためのもの」とし、「統一が三一精神をこの時代に継承していく」と明らかにした。
朴大統領は昨年に比べて刺激的な表現は控えたものの、慰安婦問題に言及するなどして日本政府の問題を細かく指摘した。日本に対する演説分量も、昨年は原稿用紙2枚少しだったが今回は4枚以上になった。また「韓日両国国民の人情と信頼を政治が遮ってはならない」としながら安倍政府と日本国民を分離して言及した。
北朝鮮に対しては離散家族面会の定例化を提案して「平和統一」を強調するなどいっそう柔軟な態度を取った。朴大統領は「一日も早く離散の恨(ハン)を晴らすために離散家族対面の定例化を北朝鮮当局に提案する」と述べた。昨年、北朝鮮の第3次核実験(2月12日)以降に行った記念演説では「核開発と挑発からは何も得られず、孤立と苦痛だけが大きくなる」と述べていたが、今回は大きく雰囲気が変わった。
なかでも朴大統領は先月25日に提案した「統一準備委員会(以下、統一準備委)」について言及し、「平和統一のための準備を始めるつもりだ」と述べた。朴大統領は当時の談話文では統一準備委を提案して「統一を準備すべき」と述べるに留まり「平和統一」とは言わなかった。東西(トンソ)大学の趙世暎(チョ・セヨン、元外交部北東アジア局長)特任教授は「朴大統領が日本に対して問題点を静かに指摘しながら言いたいことはすべて述べたものと思われる」とし、「最近、北朝鮮がミサイル試験を行ったにもかかわらず、これに対する言及なく離散家族対面の定例化を提案したことは、南北関係の最近の流れを生かそうとする意図」と評した。朴大統領の記念演説には、過去1年間の韓日関係と南北関係の変化の有り様がそのまま盛り込まれていたという評価だ。
◆「統一は三一精神を継承すること」=朴大統領は記念式出席に先立ち独立有功者らと会い、「統一は分断克服を越え、韓国と北朝鮮の住民全員が幸せな韓半島(朝鮮半島)を作り、北東アジアの平和・繁栄に寄与するためのもの」とし、「統一が三一精神をこの時代に継承していく」と明らかにした。
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