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「歴史否定は孤立招くだけ」日本への批判強める朴大統領

ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版
朴槿恵(パク・クネ)大統領が第95回三一節となる3月1日、日本政府に対し「過去の歴史を否定するほどみずぼらしくなり窮地に追い込まれる。政治的利害のためだけに歴史の真実を認めないならば孤立を自ら招くだけ」と警告した。北朝鮮に対しては「離散家族再会を定例化しよう」と提案した。

朴大統領はこの日午前、ソウルの世宗(セジョン)文化会館で開かれた三一節記念式に参加し、「一生を恨みを抱きくやしさと悲痛の中で生きてこられた、もう55人しか残っていない日本軍慰安婦被害者の傷は当然癒されなければならない」と話した。昨年の三一節記念演説では日本軍慰安婦に対する言及をしなかった。この日の朴大統領の発言は日帝時代の慰安婦強制動員と軍・官憲の介入を認めた1993年の河野談話に対する日本政府の検証の方針を狙ったと分析される。

朴大統領はまた、「過ぎた時代の辛い歴史にも韓日両国が関係を発展させてきたのは村山・河野談話などを通じ植民支配と侵略を反省しながら未来に進もうとする歴史認識があったため。過去の過ちを振り返らなければ新しい時代を開くことはできず、過ちを認めない指導者は新しい未来を開いていくことはできない」と述べた。「真の勇気は歴史をありのままに直視し、育ちいく世代に正しい歴史を教えること」ともした。


これと関連し、日本の共同通信は「朴大統領が演説で慰安婦問題に具体的に言及したのは初めて」と報道した。朝日新聞は「安倍政権の対応次第では日韓関係がさらに悪化する可能性がある」との見方を示した。

一方、朴大統領は北朝鮮当局に向け、「高齢の離散家族に残った時間は多くない。離散した家族に会うことがこれ以上特別な行事になってはならない。離散家族再会を定例化することを提案する」と明らかにした。続けて、「平和と協力の新しい時代へ進む道で北朝鮮が核を下ろし南北共同発展と平和の道を選択することを促す」とした。(中央SUNDAY第364号)



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