日本プロ野球の初シーズンを控えている呉昇桓（オ・スンファン、３２、阪神）のシーズン準備チェックポイントに「ドーム球場への適応」が挙げられた。

１日、スポニチ・アネックスは呉昇桓に対して「開幕までにやるべきことはまだ残っている。大きなチェックポイントになりそうなのがドーム球場への対応」と伝えた。韓国プロ野球で９シーズンをプレーしたベテラン投手だが、ドーム球場の経験がほとんどないためだ。

同メディアは「韓国プロ野球にはドーム球場がなく、呉昇桓もほとんど登板経験がない。マウンドの硬さや傾斜もちろん、屋外球場と違って風の影響が少ないため、変化球の曲がり幅や落ち方などに違いが出る。『石直球』と双壁武器となるスライダーがドームでどのような変化をするのか、確認しなければならない」と報じた。続いて中西投手コーチの話を引用して「ドームで投げてどういう感触なのかを確かめるのも仕事」とし、開幕戦ドーム球場を経験することの意味を強調した。呉昇桓は今月５日にヤフーオクドームで開かれるソフトバンクとのオープン戦への登板が予定されている。ドーム球場への適応のためにも、一層重要な試合になった。


特に阪神はライバルである巨人と開幕戦を東京ドームで行うことになっている。その後、京セラドームで中日との３連戦があるなど、開幕直後はドーム球場だけで６連戦ある。またこれも含めて１シーズンで４０試合以上をドーム球場で行うことになる。同メディアは「ヤフオクドームでのオープン戦登板は“開幕デモ”にはうってつけ。１６日の西武戦、２１日～２３日のオリックス戦などドーム球場で開かれる試合でもドーム球場適応のために登板する可能性もある」と伝えた。