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昨年再稼働したハンビッ原発2号機がまた停止、「原因分からない」…点検不良疑惑も=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
28日、原子力発電所発電機がまた停止した。1月に慶尚北道蔚珍(キョンサンブクド・ウルチン)のハンウル5号機の停止して以来、今年に入ってすでに2件目だ。今回停止した全羅南道霊光郡(チョルラナムドナム・ヨングァングン)のハンビッ原子力発電所2号機(95万キロワット級)は昨年整備不良疑惑が取り沙汰されて一時稼働が中断された場所だ。このために当時の事故に対する真相調査がしっかりと行われなかったのではないかとの論議が起こっている。

韓国水力原子力(以下、韓水原)は同日午前10時50分ごろ、ハンビッ2号機が稼働を停止したと明らかにした。韓水原側は「原因は分からない状態だ。現在、調査人員を投じて原因を把握している」と説明した。調査内容は原子力安全委員会と主務部署である産業通商資源部に報告される予定だ。これを土台に原子力安全委員会が安全性について判断し、稼働再開を認めるかどうか決めることになる。産業部関係者は「発電機が再び稼動するまでに1カ月以上かかる可能性がある」と述べた。韓水原側は事故の原因糾明とあわせて整備不良についての真相調査にも着手する方針だ。

今回の事件で電力需給に支障が生じることなはいものと見られる。電力取引所によると、最近5日間の1時間当たりの予備電力は970万キロワットに維持されている。このため、1時間当たり95万キロワットの生産規模をもつハンビッ2号機が停止したことに伴う電力需給不安の可能性は低いとのことだ。


しかし原子力発電所の安全性に対する国民不安は大きくなった。特にハンビッ2号機は昨年10月に稼働が中断した際に点検不良疑惑が提起されていた。当時ハンビッ2号機に対する安全検査参加企業はいわゆる「原子力発電所マフィア」で固められていたとの指摘も出ていた。このため過去の事故とこの日の稼働中断事態の間に関連性があるのではないかという疑惑が出ている。

それでも当時、安全検査から約半月後、原子力安全委員会は「整備過程に手続き違反の事実はあるものの安全自体に欠陥はない」として再稼働を承認していた。



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