ソウル市内の微小粒子状物質(PM2.5)が1立方メートルあたり162マイクログラムまで増えた25日昼12時、ソウル銅雀区のボラメ公園。公園の隣の高層ビルもかすんで見えた。約400の市民が運動のため陸上トラックに沿って歩いていたが、マスクを着用している人は10人ほどにすぎない。さらにほとんどが黄砂用のマスクではなく一般の防寒用マスクだった。
昼休みを利用して運動をしにきたというパクさん(69、女性)は「少しだけ歩こうと思って出てきたので、マスクまで準備する考えはなかった」とし「PM2.5のためか、のどが少しおかしな感じがする」と話した。
記者は薬局で購入した使い捨て黄砂用マスクを着用し、市民の間でゆっくりとトラックを歩いた。マスクは呼吸をする度に膨らみ、眼鏡は曇った。1時間着用した後に見ると、白いマスクのあちこちに非常に小さい黒い粉のようなものが付いていた。マスクを使用しなければそのまま吸い込んでいたはずだ。
目によく見えないほどの粒子をどれほど吸い込むのか、専門家の諮問と実験室の測定を通じて計算してみた。成人男性は1分間に約6リットル、1時間に0.36立方メートルの空気を吸う。PM2.5濃度が162マイクログラム/立方メートルの場合、1時間に58マイクログラム、24時間に1400マイクログラム(1.4ミリグラム)のPM2.5を吸い込むことになる。
1マイクログラムは100万分の1グラムまたは1000分の1ミリグラムだが、日常生活で使わない単位なので162マイクログラム、58マイクログラムがどれほどかは実感しにくい。1ミリグラムを白砂糖で計れば小さな砂糖の粒20個、100マイクログラムは砂糖の粒2個分となる。砂糖の粒の1辺が0.5ミリメートル(500マイクロメートル、1マイクロメートル=1000分の1ミリグラム)の正六面体とすると、この砂糖の粒一つが1マイクロメートルの大きさに割られる場合、1億2500万個の微粒子が空中に漂うと見ることができる。
1時間に1億個のPM2.5吸い込む…肺の中まで=韓国(2)
昼休みを利用して運動をしにきたというパクさん(69、女性)は「少しだけ歩こうと思って出てきたので、マスクまで準備する考えはなかった」とし「PM2.5のためか、のどが少しおかしな感じがする」と話した。
記者は薬局で購入した使い捨て黄砂用マスクを着用し、市民の間でゆっくりとトラックを歩いた。マスクは呼吸をする度に膨らみ、眼鏡は曇った。1時間着用した後に見ると、白いマスクのあちこちに非常に小さい黒い粉のようなものが付いていた。マスクを使用しなければそのまま吸い込んでいたはずだ。
目によく見えないほどの粒子をどれほど吸い込むのか、専門家の諮問と実験室の測定を通じて計算してみた。成人男性は1分間に約6リットル、1時間に0.36立方メートルの空気を吸う。PM2.5濃度が162マイクログラム/立方メートルの場合、1時間に58マイクログラム、24時間に1400マイクログラム(1.4ミリグラム)のPM2.5を吸い込むことになる。
1マイクログラムは100万分の1グラムまたは1000分の1ミリグラムだが、日常生活で使わない単位なので162マイクログラム、58マイクログラムがどれほどかは実感しにくい。1ミリグラムを白砂糖で計れば小さな砂糖の粒20個、100マイクログラムは砂糖の粒2個分となる。砂糖の粒の1辺が0.5ミリメートル(500マイクロメートル、1マイクロメートル=1000分の1ミリグラム)の正六面体とすると、この砂糖の粒一つが1マイクロメートルの大きさに割られる場合、1億2500万個の微粒子が空中に漂うと見ることができる。
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