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<ゴルフ>申智愛がLPGA放棄…「日本ツアーでの賞金王が目標」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

申智愛

申智愛(シン・ジエ)が米プロゴルフ(LPGA)ツアー会員資格を返上した。

ホンダLPGAタイランド最終ラウンドが開かれた23日、LPGAは「申智愛が1月にメールと電話で会員資格を返上した」と正式に明らかにした。LPGAツアーコミッショナーのマイク・ワン氏は「申智愛のようなスターを見られなくなったのは残念なことだ。しかし申智愛がさらに幸せになるために下した決定なので尊重したい」と話した。申智愛の名前はすでにLPGAホームページの会員名簿から消えた状態だ。

予定通りなら申智愛は2週間前に開かれたISPSハンダ女子豪州オープンに出場しなければならなかった。女子豪州オープンは昨年申智愛が優勝した大会だ。LPGA関係者は、「前年度の優勝者が参加しなければ罰金を払わなければならない。だが、申智愛はそれ以前に会員資格を返納しており問題にならなかった」と説明した。


申智愛が米国ツアーから心が離れたという兆しは昨年末から感知されていた。マネージメント会社を通じ、「2014年から米国より日本女子プロゴルフ(JLPGA)ツアーに重点を置いて活動する予定」という話が流れた。しかしその話は言葉通り日本ツアーに力を入れるということであり、LPGAツアー会員資格の返納ではなかった。

だが、事実上申智愛の決定はすでにその時になされたとみられる。JLPGAツアーはフルシーズン認定条件を「60%以上の大会出場」と規定している。規定通りならば今シーズン37大会のうち22大会以上に出場しなければならない。申智愛は、「米国ツアー放棄に対する名残惜しさがないわけではない。しかし日本ツアーの比率を高めることにした以上、片方にオールインすることにした。双方を行き来して無理をすればゴルフには役立たないと考えた。韓国と米国で賞金王になったので今シーズンは日本ツアーで賞金王になるのが目標だ」と話した。申智愛の決定は米国で5年間にわたり活動しながら孤独であることに疲れたことや、コースの全長が増え続け飛距離の負担が大きくなった点も影響を及ぼしたという。

韓国選手の会員資格返納は過去にもあった。LPGAツアーで一度優勝したキム・ヨンとカン・スヨンもやはり日本進出のため2010年と2011年にLPGA会員資格を返納した。しかし申智愛はこれとは状況が違う。LPGAツアー通算11勝を収め世界ランキング1位にまで上がっており、今年26歳で全盛期を過ぎたわけでもない。

Jゴルフのイム・ギョンビン解説委員は、「申智愛の不在でLPGAツアーでの韓国の影響力も減るほかない。優勝確率も落ちるだろう。昨年も優勝しまだまだ活動する年齢なのに突然会員資格を返納したのは残念で理解し難い」と話した。

申智愛は24日に延世(ヨンセ)大学体育教育課を7年ぶりに卒業した。卒業式を終えた後、27日にシンガポールで開幕するLPGAツアーHSBCウーマンズチャンピオンズ出場のため飛行機に乗り込んだ。この大会は2月末で未来アセットとの後援契約が終わる申智愛が未来アセットの帽子をかぶって出場する最後の大会だ。申智愛はこの大会にLPGA会員ではなく歴代優勝者(2009年)の資格で出場する。申智愛は会員資格はなくなったがスポンサー招請で最大6個、世界ランキングを維持すればメジャー大会にも出られる。



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