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ドイツ車の独走を傍観しない…割引カード取り出した日本・米国車=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

インフィニティQ50(上)が4350万ウォンで販売され、発売当日に契約が200台を超えるなど旋風的な人気となっている。昨年4700万ウォンで発売されたリンカーンMKZ(下)。(写真=日産・フォード)

韓国プレミアム輸入車市場で値下げ競争が行われている。特に日本・米国企業が先発走者のドイツ車に追いつくため、“代表”格のプレミアムモデルまでも破格的な価格で出している。

日産の高級ブランドであるインフィニティの新型後輪駆動中型車Q50が代表的な例だ。この車は国内発売当日の11日、契約台数が200台を上回った。これは当初インフィニティが予想したQ50の1カ月分の販売目標。1カ月間に販売する車を一日で売ったということだ。

この車の最も大きな魅力はなんといっても価格だ。主力モデルの2.2ディーゼル(2.2d)プレミアム等級の国内発売価格は4350万ウォン(約414万円)。最低価格が5000万ウォン台後半であるドイツプレミアム3社の中型車、すなわちBMW5シリーズ、メルセデスベンツEクラス、アウディA6はもちろん、準中型車の3シリーズ、Cクラス、A4よりも低い価格だ。


ガソリン車とハイブリッド車が主力車種の日本車では珍しくディーゼルエンジンが搭載されたという点も注目される。ドイツ車が支配している高級ディーゼル乗用車市場に正面から挑戦状を出したということだ。主力製品の2.2dモデルは「プレミアム」と「エクスクルーシブ」(4890万ウォン)の2つの等級で構成され、最大出力が170馬力、最大駆動力(トルク)が40.7kg・m。品質と耐久性が検証されたメルセデスベンツのCDIエンジンと7段自動変速機が搭載されている。燃費もプレミアム中型車では非常によい15.1キロ。

同時に発売されたQ50Sハイブリッド(6760万ウォン)モデルは最高出力が364馬力で、燃費は12.6キロ。この車はインフィニティの新しい命名法が適用された最初の車でもある。G・M・EX・JX・FX・QXなどさまざまな名前を使用してきたインフィニティは、今年から3段型車両はQ、スポーツ用多目的車(SUV)はQXに名称を統一した。

昨年はフォードの高級ブランドのリンカーンが中型車MKZを最低4700万ウォンで出し、人気を集めた。MKZは昨年初めての輸入量が完売するなど405台売れ、フォードコリアの過去最大販売(昨年7214台)に寄与した。フォードは今年もプレミアムコンパクトSUVのリンカーンMKCを発売するなどプレミアム市場で攻勢を続ける計画だ。MKCは米国市場で同級のドイツ車より1000ドル以上安い3万3100ドルで販売される予定であり、韓国でも低めの価格になると期待されている。

輸入車業界の関係者は「ドイツ車の韓国市場シェアがますます高まり、日本と米国のプレミアムブランドのシェアが減っている」とし「日本と米国のプレミアムブランドの立場では価格が唯一の武器であるため、今後も比較的安い価格のプレミアム車両が販売されるだろう」と述べた。



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