韓国では愛国心で国産車は耐えてきたが、このところ輸入車の市場占有率が15%台に迫っている。
韓国輸入車協会は今年1月、乗用車部門の輸入車占有率が14.62%を記録したと18日、明らかにした。韓国自動車産業協会が発表した韓国内完成車業者5社の内需市場販売量(8万6707台)と韓国輸入車協会の販売量(1万4849台)を比較した結果だ。
ユン・テソン韓国輸入車協会専務は「協会会員社でないフェラーリとマセラティ、そして外国から車を直接輸入して売る並行輸入業者の販売量まで合わせれば事実上15%を越えるだろう」と話した。
特に高級住宅地が集まるソウルの江南(カンナム)地域では、国産車が押し寄せる輸入車に大通りから押し出される現象まで現れるほどだ。
ソウル江南区庁自動車登録チームのキム・エヨンチーム長は「区庁に登録される新規車両が一日平均200台余りなのに、最近はこのうち170台ほどが輸入車」と明らかにした。江南内輸入車量登録台数が国産車量を凌駕することやはり時間の問題だ。江南区庁によれば現在まで江南区に登録された10万台余りの車両のうち4万台以上が輸入車だ。国産車のすぐ側まで追いかけてきて逆転を目前としているわけだ。
輸入車ブームはドイツの自動車メーカーらが導いている。韓国内の消費者の特別なドイツ車嗜好心理にこれまで弱点とされてきた車両モデル不足問題を補完してアフターサービス(AS)も大幅に強化してのことだ。今年1月に販売された車両1万4849台中、上位4社であるBMW(ミニ、ロールスロイス含む)とメルセデス・ベンツ、フォルクスワーゲン(ベントレー含む)、アウディが販売した車両は合計1万1355台であった。全体販売量の75%を越える数値だ。反面、2007年まで国内市場占有率30%に達したトヨタ、ホンダなど日本業者の占有率は今年1月初めて10%以下に落ちた。
韓国内の完成車企業等は特別な対応策を探せないまま、右往左往している。
江南区の新車80%は輸入車…愛国心通用せず国産車苦戦=韓国(2)
この記事を読んで…