「ヨナでなければ誰が金メダルを取るのか?金メダルはヨナだと確信する。賭けるか?」
オッタビオ・チンクアンタ国際スケート連盟(ISU)会長(76)は16日(現地時間)、ソチ冬季オリンピックの現場で記者に会ってこのように確言した。フィギュアスケートを含めたスケート競技を掌握しているスポーツ機構のトップがキム・ヨナ選手を支持したのだ。
イタリア人として国際オリンピック委員会(IOC)の委員でもあるチンクアンタ会長は、IOC専用宿舎のラディソン・ブル・ホテルのロビーで記者に会い「フィギュアスケートの中でもシングル部門は度胸のゲームだ。オリンピックの舞台に立つ選手たちならば実力はすでに最高だ。誰が強い度胸で競技に臨むのかがメダルの色を分ける」としながら「ヨナがバンクーバー冬季オリンピックと以後の舞台で見せてくれた姿を見れば、今回もヨナにベッティングしたい」として笑顔を浮かべた。IOC専用宿舎は、ロシアのプーチン大統領もしばしば立ち寄る所で警備がものものしい。キム・ヨナ選手と同年齢のライバル浅田真央選手について尋ねるとチンクアンタ会長は「真央もやはりとても素晴らしい選手だが(度胸の面では)少し惜しい点がある」と話した。
ソチ現場では「キム・ヨナ対浅田真央」ではなく「キム・ヨナ対ユリア・リプニツカヤ(ロシア)」の対決構図に関心がさらに高い。米国フィギュア選手のグレイシー・ゴールドは記者に「リプニツカヤの体はゴムで作られたようだ。(体を後ろに反らす)レイバックスピンをする時の角度を見て驚いた」と舌を巻いた。プーチン大統領がISU審査委員にリプニツカヤに有利に点数を付けろとひそかに圧力を加えているという未確認のうわさも出ている。プーチン大統領は女子フィギュアシングル競技を現場で観覧すると伝えられた。
だがチンクアンタ会長は「リプニツカヤは恐ろしい新鋭で立派な選手だが、まだヨナ選手がさらに可能性があると見る」と話した。韓国人記者だからそう言うのではないかと尋ねたところ、彼は「真心」と言って笑った。もちろんこれは「スポーツ外交官」のIOC委員がする「耳に聞きよい言葉」でもある。団体戦でリプニツカヤがフリースケート1位になってロシアが初の金メダルを獲得するとすぐにプーチン大統領はさっと立ち上がって手をたたいた。まさにそのそばで一緒に拍手を送っていた人物がチンクアンタ会長だ。
チンクアンタ会長は韓国に対して手厳しい忠告もした。ソチオリンピックで新設された団体戦に関してだ。「韓国のフィギュアスケートはヨナ1人だけに頼りすぎている。男子シングルはもともと選手さえいない。男子フィギュア選手がいなければ当然フェア(ペア)も、アイスダンス部門にも出場できない」とした。彼は団体戦について「視聴率が良い上にチームワークを培うという点でオリンピック精神(Olympic Movement)の実現にもおあつらえ向き」としながら、今後も団体戦をオリンピック種目にし続けると示唆した。彼は引き続き「韓国は団体戦部門には出場資格も備えていない。次の冬季オリンピック開催国としても非常に残念な部分」と指摘した。
話はショートトラックにおよんだ。ビクトール・アン(韓国名アン・ヒョンス)の話が出た。チンクアンタ会長は「ビクトール・アンは私が知る最高のショートトラック選手」として親指を立てて見せた。韓国としては惜しい部分があると言うと、彼は肩をすくませて「それは私のミスではないと思うが」と冗談を言った。それと共に「彼がレースを終わらせた後、氷上に座り込んで涙を流した姿は胸にじんときた。彼はもうロシア選手だ。韓国や私たちができるのは実力で金メダルを取った選手に拍手を送ることだけだ。韓国のショートトラックも奮起しなければならない」と述べた。
オッタビオ・チンクアンタ国際スケート連盟(ISU)会長(76)は16日(現地時間)、ソチ冬季オリンピックの現場で記者に会ってこのように確言した。フィギュアスケートを含めたスケート競技を掌握しているスポーツ機構のトップがキム・ヨナ選手を支持したのだ。
イタリア人として国際オリンピック委員会(IOC)の委員でもあるチンクアンタ会長は、IOC専用宿舎のラディソン・ブル・ホテルのロビーで記者に会い「フィギュアスケートの中でもシングル部門は度胸のゲームだ。オリンピックの舞台に立つ選手たちならば実力はすでに最高だ。誰が強い度胸で競技に臨むのかがメダルの色を分ける」としながら「ヨナがバンクーバー冬季オリンピックと以後の舞台で見せてくれた姿を見れば、今回もヨナにベッティングしたい」として笑顔を浮かべた。IOC専用宿舎は、ロシアのプーチン大統領もしばしば立ち寄る所で警備がものものしい。キム・ヨナ選手と同年齢のライバル浅田真央選手について尋ねるとチンクアンタ会長は「真央もやはりとても素晴らしい選手だが(度胸の面では)少し惜しい点がある」と話した。
ソチ現場では「キム・ヨナ対浅田真央」ではなく「キム・ヨナ対ユリア・リプニツカヤ(ロシア)」の対決構図に関心がさらに高い。米国フィギュア選手のグレイシー・ゴールドは記者に「リプニツカヤの体はゴムで作られたようだ。(体を後ろに反らす)レイバックスピンをする時の角度を見て驚いた」と舌を巻いた。プーチン大統領がISU審査委員にリプニツカヤに有利に点数を付けろとひそかに圧力を加えているという未確認のうわさも出ている。プーチン大統領は女子フィギュアシングル競技を現場で観覧すると伝えられた。
だがチンクアンタ会長は「リプニツカヤは恐ろしい新鋭で立派な選手だが、まだヨナ選手がさらに可能性があると見る」と話した。韓国人記者だからそう言うのではないかと尋ねたところ、彼は「真心」と言って笑った。もちろんこれは「スポーツ外交官」のIOC委員がする「耳に聞きよい言葉」でもある。団体戦でリプニツカヤがフリースケート1位になってロシアが初の金メダルを獲得するとすぐにプーチン大統領はさっと立ち上がって手をたたいた。まさにそのそばで一緒に拍手を送っていた人物がチンクアンタ会長だ。
チンクアンタ会長は韓国に対して手厳しい忠告もした。ソチオリンピックで新設された団体戦に関してだ。「韓国のフィギュアスケートはヨナ1人だけに頼りすぎている。男子シングルはもともと選手さえいない。男子フィギュア選手がいなければ当然フェア(ペア)も、アイスダンス部門にも出場できない」とした。彼は団体戦について「視聴率が良い上にチームワークを培うという点でオリンピック精神(Olympic Movement)の実現にもおあつらえ向き」としながら、今後も団体戦をオリンピック種目にし続けると示唆した。彼は引き続き「韓国は団体戦部門には出場資格も備えていない。次の冬季オリンピック開催国としても非常に残念な部分」と指摘した。
話はショートトラックにおよんだ。ビクトール・アン(韓国名アン・ヒョンス)の話が出た。チンクアンタ会長は「ビクトール・アンは私が知る最高のショートトラック選手」として親指を立てて見せた。韓国としては惜しい部分があると言うと、彼は肩をすくませて「それは私のミスではないと思うが」と冗談を言った。それと共に「彼がレースを終わらせた後、氷上に座り込んで涙を流した姿は胸にじんときた。彼はもうロシア選手だ。韓国や私たちができるのは実力で金メダルを取った選手に拍手を送ることだけだ。韓国のショートトラックも奮起しなければならない」と述べた。
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