しかし、日本のこのような動きを見る周辺国の視線は冷たい。ドイツに対する視線とは全く違う。言うまでもなく、ドイツは過去の歴史に対する猛省と謝罪を通じて生まれ変わった反面、日本はそう出来なかったためだ。万一、ガウク大統領が言った言葉を安倍総理が言ったとしたら、東アジアはまた、一度蜂の巣をつついたように騒々しかっただろう。
戦後体制の鎖から抜け出したい日本の心情は十分に理解することができる。中国の浮上で日本の効用価値が高まった今が絶好の機会であることも事実だ。米国と堅固な同盟関係を維持しながら韓国・中国とも協力的関係を構築するならば日本は米中の間で均衡者役割をすることもできる。日米同盟を横軸、韓日中の三角協力体制を縦軸にする時、東アジアで日本の外交地平は見違えるほど拡張されるだろう。
【コラム】安倍のビジョンと勇気が見たい(1)
戦後体制の鎖から抜け出したい日本の心情は十分に理解することができる。中国の浮上で日本の効用価値が高まった今が絶好の機会であることも事実だ。米国と堅固な同盟関係を維持しながら韓国・中国とも協力的関係を構築するならば日本は米中の間で均衡者役割をすることもできる。日米同盟を横軸、韓日中の三角協力体制を縦軸にする時、東アジアで日本の外交地平は見違えるほど拡張されるだろう。
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