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<大リーグ>“ボルティモア行き”尹錫ミン、今度は田中に勝てるのか

ⓒ ISPLUS/中央日報日本語版

尹錫ミン(ボルティモア、左)と田中将大(ニューヨーク・ヤンキース)。

切っても切り離せない宿命のようだ。昨年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で韓日両国のマウンドを率いた尹錫ミン(ユン・ソクミン、28、ボルティモア)と田中将大(26、ニューヨーク・ヤンキース)が、今年はメジャーリーグに場所を移し、プライドをかけた勝負をする予定だ。

尹錫ミンはボルティモアと3年・557億5000ドル-575万ドルで契約した。さらに最大700万ドルのインセンティブもある。尹錫ミンのボルティモア入団で、昨年まで日本プロ野球界で特級エースとして活躍した田中将大との対決に関心が集まっている。

ボルティモアはヤンキース、ボストン・レッドソックス、タンパベイ、トロントとともにアメリカンリーグ東部地区に属する。ボルティモアはヤンキースとシーズン19試合を行う。尹錫ミンが先発ローテーションに定着すれば、田中と投げ合う可能性も高い。


田中は先月、ヤンキースと7年・1億5500万ドルという超大型契約を結んだ。尹錫ミンは今年メジャーリーグ進出を控え、田中に比べて低く評価されたのが事実だ。尹錫ミンがこの2年間、国内リーグで振るわなかったからだ。その間、ライバルの田中は日本リーグを平定し、FA市場でメジャーリーグ球団の頭の中はすべて「田中」で埋まった。

残念ながら尹錫ミンはFA市場で「田中の代案グループ」に分類された。多くの球団が「田中を逃した場合に考えてみるカード」程度で眺めていたのだ。その後、田中のヤンキース入りが決まっても、尹錫ミンの移籍先は見つからず、韓国国内では「尹錫ミンのメジャー進出が失敗に終わる可能性もある」という声まで出ていた。尹錫ミンとしてはプライドが大きく傷ついたはずだ。

尹錫ミンと田中将大は同じ右投げ投手として野球を始め、似た年齢でプロの世界に入った。新人時期から頭角を現した両選手は、それぞれの国を代表するトップ級投手に成長した。2009年WBCでお互いの存在を確認した2人は、その後、2013年WBCで両国のマウンドを担うエースとして会った。WBCの2大会で2人は一度も投げ合わなかった。

メジャーリーグ契約条件を見れば、尹錫ミンは確かに田中に劣る。しかし契約条件が今季の活躍の尺度になるのではない。昨年の柳賢振がそうであったように、尹錫ミンも大きく飛翔する可能性がある。もちろん前提条件はある。尹錫ミンが全盛期の球威を回復するということだ。



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