朴槿恵（パク・クネ）大統領は１３日、ロシアに帰化したアン・ヒョンス（ロシア名：ビクトール・アン）選手に関して「ショートトラック選手として最高の実力を持っているが、我が国で自身の夢を広げることができずに他国で選手活動をしている理由は何か」として「アン選手の問題が派閥主義、派閥づくり、審判不正など体育界の底辺に敷かれた不条理と構造的な乱脈性によるものではないか振り返ってみなければならない」と話した。アン選手はソチ冬季オリンピックにロシア代表として出場して１０日に銅メダル(男子１５００メートル)を取った。

朴大統領は、安山（アンサン）ソウル芸術大学で開かれた教育部・文化体育観光部の業務報告で「選手を発掘するということにおいて差別する指導者は、立派な人材の力量を死蔵させて韓国の体育競争力を自ら引き下げている」としながら「文教体育部は選手たちが実力どおりに評価されるシステムなど体育不正を必ず根絶できる対策を整えてほしい」と要請しだ。

アン選手は帰化理由について言論インタビューで「所属チームが解散して練習できる場をなくして離れることになった」と明らかにした。だが体育界ではアン選手がスケート連盟の特定幹部と対立関係にあって派閥主義の犠牲になったという見解が少なくない。

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