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サムスン電子14%下落、ハイニックス58%上昇…韓国株式市場で「1等」よりも実績良い「2等」(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

韓国株式市場で2等株が好成績を見ている。

十分に「2等株の反乱」だといえる価値がある。今年に入ってサムスン電子の株価が5%ほど下落してKOSPI全体を引き下げた間に、2等株のSKハイニックスは5%以上株価が上がった。SKハイニックスだけの話ではない。韓国取引所によれば1月末現在のKOSPI市場業種の代表株の成績はマイナス1.87%。一方、2等株は0.67%の下落にとどまった。兄ほどの弟、いや兄よりできる弟が誕生した背景は何か。反乱を起こしている2等株を通して調べてみた。

◆アーニングショックとアーニングサプライズ

サムスン電子の体面を台なしにしたのも、ハイニックスの面子をたてたのも、実績だった。サムスン電子が昨年10-12月期の市場期待値を下回る実績で投資家を失望させたとすれば、ハイニックスは昨年、史上最大の実績で投資家を笑わせた。営業利益率(23.9%)もサムスン電子の半導体部門(18.4%)を圧倒した。昨年初めに2万6000ウォン(約2500円)水準だった株価が50%以上も上がって4万ウォンに迫っているのはこのおかげだ。


アーニングサプライズを引き出したのはDRAM価格の上昇だった。ハイニックスが生産する半導体の70%以上がまさにDRAMだ。価格が上がったのは市場の競争構図が変わったためだ。2012年に日本のエルピーダが破産して米国マイクロンに合併され、DRAM市場はサムスンとハイニックス、マイクロンの3強体制になった。10年前ですら10以上だった会社が3社に整理されたのだ。昨年9月、ハイニックス中国無錫工場で発生した火災もやはりDRAM価格を引き上げるのに一役買った。

エルピーダが破産するほど市場状況が良くなかった2012年、ハイニックスはSK号に乗った。おかげで全世界の半導体業界が萎縮していた時にハイニックスはむしろ投資を10%増やせた。その年3兆8500億ウォン規模の資金が半導体の微細工程の転換に使われたが、6カ月以上広がっていたサムスン電子との技術格差が3カ月以内に短縮されたのがまさにこの時だというのが業界の共通した分析だ。ソン・ジョンホ大宇証券研究員は「SKグループ合併後、米国コントローラー企業の買収などM&Aも活発に起きてイタリアと台湾に研究開発(R&D)センターを作るような投資もあった」として「最近グループ最高技術責任者(CTO)としてイム・ヒョンギュ元サムスン電子社長を迎え入れたのもハイニックスを考慮した投資」と話した。



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