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韓中の“公共の敵”安倍首相はなぜ人気?…「強い日本」に若者も熱狂(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
最近、日本には一つの大きな壁がある。NHK会長の妄言スキャンダルが出ても、歴代1・2位人気だった元首相の小泉純一郎氏と細川護煕氏が手を組んでも崩れない壁だ。それは「安倍晋三」という壁だ。

右傾化イメージで韓国や中国では“公共の敵”となっている安倍首相だが、日本国内での人気は確固たるものとなっている。昨年末の靖国神社参拝直後にやや落ちた内閣支持率も、今年に入って小幅上昇し、60%前後に回復している。

安倍人気の背景をめぐり、「野党の戦闘力が落ちる」「運がいい」などの分析があるが、安倍首相本人の緻密な計算に起因する部分も少なくない。安倍首相の周辺人物や安倍首相に接した人たちの話を総合すると、いくつかの共通分母が出てくる。


まず、安倍首相は「50%+アルファ」の原則を徹底している。自分の支持勢力50%を確保し、残りのプラスアルファを増やすのに手段と方法を選ばない。安倍首相は一日平均20件の日程を分単位で消化する。こうした速いペースに随行員は戸惑ったりもする。訪問先も多様だ。この1カ月間だけでも政権に友好的な読売グループの渡辺恒雄会長、フジテレビの日枝久会長のほか、批判的な毎日新聞の朝比奈豊社長らとも食事をした。財界人、与党議員、報道機関の幹部と酒の席を一緒にし、自ら“聞き役”になったりもする。支持勢力に50%、アルファ勢力に50%の時間を均等に使うのが特徴だ。

ある放送局の幹部は「評論家や芸能人、夕刊紙の幹部にまで力を注ぐというのが、安倍首相が他の政治家と違う点」とし「放送製作現場でも“親安倍首相”の雰囲気が強い」と述べた。

実際、昨年7月の参院選放送を進行したある芸能人は「(自民党の勝利は)安倍首相が成し遂げた業績に対する当然の結果だと思う」と称賛を繰り返した。



韓中の“公共の敵”安倍首相はなぜ人気?…「強い日本」に若者も熱狂(2)

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