浅田真央(左)とキム・ヨナ。
日本経済新聞は5日、1998長野冬季オリンピックのフィギュアスケート女子シングル金メダリストのタラ・リピンスキー(32、米国)とのインタビューを通じて、2014ソチ冬季オリンピックフィギュアスケート女子シングルを分析した。リピンスキーは当時歴代最年少だった15歳で金メダルを取った後すぐに引退宣言し、最近は米国NBCスポーツのフィギュアスケート解説委員として活躍している。
リピンスキーは2010バンクーバーオリンピックに続き「フィギュアクイーン」キム・ヨナとライバル浅田真央を金メダル候補と予想した。彼女はキム・ヨナについて「1年間休んで昨年3月の世界選手権を制覇したことにとても驚いた。当時、ジャンプで失敗がなかった。スケートの才能だけでなく度胸もある。フィギュア界では『キム・ヨナ2連覇』の占っている」と絶賛した。だが「バンクーバーのような完ぺきな演技ができるだろうか。過去4年間のキム・ヨナのジャンプ構成は世界トップレベルとは言えなくなった。特に今シーズンは小さな国際大会と韓国大会だけに出場しているので、ソチでどんな姿を見せるのか判断が難しい」とした。
浅田真央については「浅田真央は基礎が良い選手なので、おもしろい対決になるようだ」として「審判がキム・ヨナをより注目する傾向があるが、今シーズンは違うと思う。スロースターターである浅田真央が良いシーズンを送っておりトリプルアクセルは魅力的」といった。さらに「浅田真央が挑戦を恐れず練習を一生懸命にしてリンクの外でも良い姿を見せているのが印象的」といった。
リピンスキーはまた、2006トリノオリンピックから2010バンクーバーオリンピックまで4年間、浅田真央、キム・ヨナ、安藤美姫などアジアの時代だったが今回のソチオリンピックでは自国開催のために熱心に練習したロシア選手や欧州勢も侮れないと予測した。また米国の復活の可能性もあると付け加えた。
この記事を読んで…