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【コラム】習近平が朴大統領に誕生日祝いの手紙を送った理由(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
中国の習近平国家主席が先月29日、朴槿恵(パク・クネ)大統領の誕生日を前に、お祝いの手紙を送った。2日で62回目の誕生日を迎えた朴大統領に早目のお祝い書簡を出したのだ。韓国の連休が始まる前に送ったことから、万が一配達が遅れる場合を憂慮した点もうかがえる。通常、国家の首脳同士の書簡は両国の国慶節を祝う時に多く利用される。または、一方の国に深刻な災害が発生した時などに慰めるために手紙を送ったりもする。

しかし筆者が寡聞なためか、誕生日を祝う手紙を送ったことが果たして過去にあったのかと思うほどにかなり異例的だ。それも朴大統領の今年の誕生日が60歳や70歳など特に記念しなければならない年でもないのに。習近平主席はなぜ誕生日のお祝い書簡を送ったのだろうか。

最も簡単に下せる解釈は「朴大統領の心」、さらには「韓国の心」を買うためのものであろう。外交的に解釈すれば、韓国の心を中国に引き込んで中国をターゲットにする韓日米の三角体制が形成されないようにしようとする意図があると見ることができる。また日増しに悩みの種に変わっていく日本の右傾化の動きに対抗して、韓国と中国が力を結集しようというメッセージも含まれている。


もう少し加えれば朴槿恵-習近平の友情を強調することによって、まだ中国訪問の許しさえ受けられずにいる金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の北朝鮮に見せつける側面もある。中国自ら北朝鮮に加える核放棄の圧力でもある。

習近平主席の書簡には、このようなさまざまな布石が敷かれていると考えられる。書簡を送った中国の立場はある程度理解できる。また、韓中首脳が先頭に立って両国関係発展の模範になっている点などは非常に望ましい現象と見える。



【コラム】習近平が朴大統領に誕生日祝いの手紙を送った理由(2)

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