洪明甫（ホン・ミョンボ）監督。
洪明甫監督が率いるサッカー韓国代表は２日（日本時間）、米カリフォルニア州カーソンで米国代表と親善試合を行い、０－２で敗れた。先月３０日にメキシコに０－４で完敗したのに続く拙戦だ。米国キャンプ中の３試合の結果は１勝２敗、１得点６失点。１．５軍のコスタリカ代表に１－０で勝ったにすぎない。
大韓サッカー協会はブラジル・米国と続く３週間の海外合宿に約１０億ウォン（約１億円）を支援した。４年前の南アフリカワールドカップ（Ｗ杯）１月海外合宿の費用（８億ウォン）より多い。洪監督は「Ｗ杯準備過程で多くの所得があった海外合宿」と述べた。
６月のブラジルＷ杯本大会を控え、チームを作っていく過程と見ることもできる。しかし投資に対する効率があまりにも落ちるというのが専門家の共通した見方だ。Ｗ杯が開催される年の１月に慣行のように実施されている冬季キャンプに対し“無用論”の声が高まっている。
今回の海外合宿では欧州でプレーする選手がすべて抜けた。Ｋリーグ（２０人）、日本Ｊリーグ（２人）、中国スーパーリーグ（１人）の２３人が参加した。リーグ終了で１カ月以上休んだ選手がＡマッチでプレーするほど体力と競技力を高めるのは容易でなかった。河大成（ハ・デソン、２９、北京）は現地練習の初日、けがで帰国した。個人トレーナーまで付けた金信旭（キム・シンウク、２６、蔚山）さえも、コスタリカ戦で７０分間プレーした後、体力が急激に落ちた。
最も大きな問題はモチベーション。洪監督は昨年１０月、事実上の本大会体制でブラジルと親善試合を行った。今回の海外合宿メンバーのうちブラジル戦のベスト１１に含まれた選手は金珍洙（キム・ジンス、２２、新潟）、李鎔（イ・ヨン、２８、蔚山）、鄭成竜（チョン・ソンリョン、２９、水原）の３人だけ。残り８人は李青竜（イ・チョンヨン、２６、ボルトン）、孫弘敏（ソン・フンミン、２２、レバークーゼン）、奇誠庸（キ・ソンヨン、２５、サンダーランド）ら海外組だった。廉基勲（ヨム・ギフン、３１、水原）は「国内組も競争力があることを見せたい」と自信を見せたが、サッカーファンは今回の３試合で欧州組の穴を実感した。
＜サッカー＞洪監督のリーダーシップが遡上に…韓国代表、３試合で１得点後６失点（２）
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