その後も「韓国的デザイン」は相変わらずあいまいなキーワードだった。ファッション韓流という言葉が登場し始め、「韓国的デザイン」という表現がよく使われたが、デザイナーごとに考えは違った。韓服の伝統素材を利用したりハングルをモチーフとする服を韓国的デザインと話す人がいる一方、「韓国人が作れば何をしても当然韓国的な要素が加わる」と話す人もいた。その度にスペクトラムが実に広い概念だという程度に考えてしまった。今回の「ピッティ・ウォモ」に参加したF.N.B.C.by Instantologyのジャケット。格式ある正統ジャケットスタイルに変形を試みた。
すると最近また「韓国的デザイン」が興味深いテーマとなった。フィレンツェの男性服博覧会「ピッティ・ウォモ」の取材中に聞いた一言のためだった。当時行事には韓国の数人の新進デザイナーが参加し、そのデザイナーたちに事業コンサルティングをしたというカルロ・ディ・セグリア氏に会うことができた。セグリア氏はグローバルビジネスアドバイザーとして、ヒューゴボスやジョルジオアルマーニなど世界的なブランドの販売戦略を担当してきた人物だ。韓国の大企業にも助言したことがあるという。
すると最近また「韓国的デザイン」が興味深いテーマとなった。フィレンツェの男性服博覧会「ピッティ・ウォモ」の取材中に聞いた一言のためだった。当時行事には韓国の数人の新進デザイナーが参加し、そのデザイナーたちに事業コンサルティングをしたというカルロ・ディ・セグリア氏に会うことができた。セグリア氏はグローバルビジネスアドバイザーとして、ヒューゴボスやジョルジオアルマーニなど世界的なブランドの販売戦略を担当してきた人物だ。韓国の大企業にも助言したことがあるという。
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