朴槿恵大統領が29日、大韓劇場で児童・青少年160人余りとともに3Dめがねをかけアニメーション『ナット・ジョブ』を観覧した。この日は朴大統領が指定した初めての「文化がある日」だ。国公立博物館と美術館など文化施設に無料または割引で入場できる。朴大統領の左側は『ナット・ジョブ』制作会社レッドローバーのハ・フェジン代表(写真=青瓦台写真記者団)
朴大統領は映画上映前に、「美術やスポーツを通じみんながひとつの気持ちになったりもする魔力のような力を持つのが文化だと考える」と話した。その上で子どもたちには「(『ナット・ジョブ』に続き)より良い映画を作り、世界の人に愛され大ヒットするのはこの場にいる子どもたちみんなの役割だ」とした。
『ナット・ジョブ』は韓国の資本と技術で制作され、監督はカナダのピーター・レペニオティスが務めた。17日に北米全域で公開され、韓国映画としては過去最高の興行記録を更新している。朴大統領が劇場を訪れるのも就任後初めてだ。
朴大統領は旧正月連休期間中、外出する日程はなく官邸で過ごす予定だ。来月2日が62回目の誕生日だが、別途の行事はないという。弟夫妻との家族会もないようだというのが周囲の話だ。朴大統領は来月5日から始まる官庁別の業務報告の準備などに注力する計画だ。
一方、与野党指導部はこの日、ソウル駅や竜山(ヨンサン)駅などで街頭に立ち有権者への広報活動を行った。黄祐呂(ファン・ウヨ)代表と崔ギョン煥(チェ・ギョンファン)院内代表ら与党セヌリ党指導部は午前10時30分から1時間にわたりソウル駅で帰省客向けの政策広報に力を入れた。党指導部は帰省客に政策広報パンフレットを配布した。パンフレットには階層・年齢・地域別の民生立法成果と予算確保規模などを盛り込んだ。
民主党のキム・ハンギル代表と田炳憲(チョン・ビョンホン)院内代表ら指導部は午前に国会で最高委員会議を開いた後、竜山駅に移動し帰省客向けの広報活動を行った。キム代表らは帰省客に「不通の冬にも春は来ます」というタイトルをつけた4ページのパンフレットを配布した。パンフレットには朴大統領の就任宣誓場面を背景に「基礎選挙政党公認廃止」「不偏不党人事」など8つの大統領選挙公約を羅列し「破棄」と書いた。キム代表は旧正月連休中に帰省する代わりに湖南(ホナム)や忠清(チュンチョン)などの地域を回り民生探訪に出る。
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