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協会のミスで…韓国バドミントンの看板選手、ドーピング規定破り1年資格停止

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

イ・ヨンデ

2008年北京オリンピック(五輪)バドミントン(混合ダブルス)金メダリストのイ・ヨンデ(26、サムスン電機)がドーピングテスト規定違反で1年間資格停止となった。9月に開催される仁川アジア競技大会にも出場できない。

世界バドミントン連盟(BWF)は24日、薬物検査関連の手続き規定違反でイ・ヨンデとキム・ギジョン(23、サムスン電機)の選手資格を1年間停止すると大韓バドミントン協会(以下、協会)に通知した。

イ・ヨンデとキム・ギジョンは昨年3月と11月の2回、世界アンチ・ドーピング機関(WADA)の検査官が韓国を訪問した際にドーピングテストを受けなかった。当時、両選手は協会がドーピング防止行政管理システム(ADAMS)に入力した所在地である泰陵選手村ではなく、他の場所にいた。3月には所属チームの練習中で、11月には全羅北道全州で開催された大会に出場していた。昨年9月には協会がADAMSに選手の所在地を遅れて入力するミスをした。WADAは3回規定を違反した事実をBWFと協会に知らせた。18カ月以内にドーピングテストを3回受けなかった場合、最大2年の資格停止となる。


イ・ヨンデとキム・ギジョンは13日、BWFを訪問して訴えたが、懲戒は避けられなかった。キム・ジュンス大韓バドミントン協会専務理事は「3月と11月の規定違反は知っていたし、選手にも通知した。しかし電算入力が遅れた件まで回数に入っていたことは知らなかった。BWFに故意のドーピング拒否でないことを説明したが、受け入れられなかった」と述べた。

イ・ヨンデが実際に薬物を服用した可能性は非常に低い。両選手は懲戒を受けるまで国際大会に出場してきた。キム専務は「禁止薬物を服用すれば体に成分が残っている。すぐには消えない。両選手とも薬物を使うことはなかった」と話した。

ADAMSは2009年に試験的に導入され、2010年から公式運営された。WADA検査官は入力された場所を不意に訪問し、ドーピングを実施する。バドミントンだけでなくテコンドー、サイクル、射撃など他の種目でも適用されるシステムだ。選手が自ら電算入力をするケースもあり、協会や連盟が選手の日程と所在地の伝達を受けて入力したりもする。バドミントンの場合、協会が一括で管理していた。協会が今回の事態に対する責任を免れない理由だ。キム専務は「選手管理を徹底していなかった点は痛感する。関連教育が十分でなかった部分もある」と述べた。

被害者は選手だ。

懲戒が下され、国際大会はもちろん国内大会にも出場できなくなった。さらに代表チームはもちろん所属チームの練習にも参加できず、個人的に練習するしかない。1年間のブランクが生じるということだ。

協会は対策の準備に動き出した。キム専務は「競技力向上のために薬物の服用を防ぐシステムだが、選手に被害を与えてはいけないのでないのか」とし、「翌月17日までにスポーツ仲裁裁判所(CAS)を通じて法律的な対応をする」と明らかにした。少なくとも懲戒期間を6カ月以内に減らせば、アジア競技大会には出場できるという計算だ。

しかし懲戒期間を減らすのは容易でない見込みだ。イ・ギュファン韓国ドーピング防止委員会(KADA)国際協力チーム長は「すでに数年前から適用されたシステムであり、規定通り手続きが踏まれた。善処を望むのは難しいだろう」と話した。



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