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<大リーグ>田中将大、ダルビッシュ・岩隈にまさるのか

ⓒ ISPLUS/中央日報日本語版

田中将大(26)

昨年12月、秋信守(チュ・シンス、32)がテキサスと7年・1億3000万ドルというアジア選手最高年俸記録を立てた時、長く続くだろうと思われた。ところがわずか1カ月後、日本の最高投手という田中将大(26)がニューヨーク・ヤンキースと7年・1億5500万ドルで契約し、アジア選手最高年俸記録を塗り替えた。

筆者は第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)当時のことを思い出さざるをえない。2009年のWBCで、田中は日本代表で救援投手として4試合に登板した。韓国代表との試合には米国で行われた第2ラウンド第2戦に登板した。4-1で韓国がリードしている時、8回裏に登板し、最後の打者の朴勍完(パク・ギョンワン)から三振を奪った。

田中は韓国との第2ラウンド1・2位決定戦でまた投げた。両チームともに4強進出を決めた状況であり、勝敗に大きな意味のない試合だった。日本が2-1とリードした6回一死から3番手で登板した田中は、金泰均(キム・テギュン)と李大浩(イ・デホ)を三振に仕留めたが、7回に先頭打者の李机浩(イ・ボムホ)に同点中越ソロを浴びた。続いて李宅根(イ・テックン)が三塁手の失策で出塁すると、マウンドを降りた。


当時の日本代表の投手13人のうち田中は防御率3.86と最も良くなかった。筆者の目には、田中のピッチングと投球パターンはダルビッシュ有や岩隈久志のような投手に比べて大きく落ちると感じられた。

昨年、田中は楽天のエースとして24勝無敗、防御率1.27をマークした。28回登板して24勝をマークしたのだから大変な記録だ。昨年、楽天-オリックス戦で田中の投球を見た。オリックスを相手に5勝したが、防御率は1.58とやや高かった。当時オリックス所属だった李大浩との対戦では好投できず、安打も浴びた。李大浩は田中に14打数4安打(打率2割8分6厘)1四球をマークした。

WBCでもスプリットを時々投げたが、昨年、日本で非常に威力的だったという評価を受けた。すでにメジャーリーグのスカウトがシーズン中に十分にチェックしたが、ポスティングシステムを通じても驚くべき投球だったという評価を受けた。直球のスピードは時速150キロ台前半。このように田中はこの4年間で成長し、技術が向上したのは間違いないが、果たしてメジャーリーグでダルビッシュや岩隈久志を越えられるのかという点でもやや疑問が残る。

まず、過去の日本の投手に比べ、ダルビッシュや岩隈は国際大会ですばらしいという印象を受けた。両投手は制球力の面でも立派だった。昨年、田中がオリックス戦で投げるのを見ると、ダルビッシュや岩隈に比べてそれほど威力的ではないと感じられた。2000年シドニーオリンピック(五輪)で日本の松坂大輔は直球、スライダー、カーブだけで大変な投球をしたと感じた。松坂がもう少し早く米国に渡っていれば、もっと活躍していたと思われる。

第2回WBCで振るわなかった田中は、昨年の第3回WBCで4試合に出場し、防御率2.57をマークした。国際大会でそれほど良い成績は残せなかった。以前の日本代表チームのエースとは少し違う。今の評価は非常に高いが、メジャーで好成績を出せるかどうかは実際に見てみなければ分からないだろう。

金寅植(キム・インシク)韓国日刊スポーツ解説委員・KBO技術委員長



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