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<大リーグ>秋信守、田中将大のスプリットは克服可能?

ⓒ ISPLUS/中央日報日本語版

秋信守(チュ・シンス、32、テキサス)

秋信守(チュ・シンス、32、テキサス)は田中将大(26、ニューヨーク・ヤンキース)の落差が大きいスプリットを克服できるのか。

22日(日本時間)、日本プロ野球最高投手の田中がニューヨーク・ヤンキース行きを決めたことで関心を集めているものの一つが、秋信守ー田中の韓日正面対決だ。両選手の所属チームはともにアメリカンリーグだが、地区はそれぞれ西部(テキサス)と東部(ヤンキース)で異なる。しかし日程上、今季1試合以上は対決する可能性が高い。テキサスとヤンキースは今年、計7試合(7月21ー24日、7月28-30日)を行う。一方、柳賢振(リュ・ヒョンジン、27)が所属するLAドジャースとヤンキース・テキサスの対戦はシーズン中にない。

ベースボールアメリカ(BA)は昨年8月、田中に関するリポートで「最高の球種はスプリット」とし、選手の資質を検証する20-80スケール(最高点80)で70点を与えた。ビッグリーグ最高レベルという評価だった。


スポーツ・イラストレイテッド(SI)は23日、メジャーリーグ球団のスカウトの言葉を引用し、「田中は先日までスライダーが日本国内で最高だったが、最近はスプリットを最も大きな武器として開発した」とし「スプリットはビッグリーグレベルで使用できるだろう」と好評した。

田中の直球の球速は平均93マイル(150キロ)程度で、それほど速くはない。しかし86-89マイル(138-143キロ)で形成されるスプリットが不足分を埋める。メジャーリーグ専門家のソン・ジェウMBC SPORT+解説委員は「打者を相手にするまでは(どんな投球レパートリーを見せるのか)分からない。しかし米国進出初年度なのでスプリットを多用するのではないだろうか」とし「自信もあり、打者もよくだまされる」と分析した。長打を避けるための方法として内野ゴロを誘導するフォークボール系列のスプリットが決定球として使われる可能性が高い。

昨年、秋信守はメジャーリーグで直球を最もよく打った打者だった。直球に対する「ピッチバリュー」が53.4で、全体30チームの打者のうち唯一50を超えた。一方、スプリットは-3.1と、規定打席を満たした打者のうち139位だった。直球の攻略は他の追従を許さなかったが、唯一スプリットに弱点を見せたのだ。

しかし秋信守はスプリットを投げる日本人先発投手との対戦ではそれなりに善戦した。標本は多くないが、2005年にデビューした後、岩隈久志(33、シアトル)との対戦打率は5割(4打数2安打)にのぼる。岩隈久志は昨年メジャーリーグで最も威力的なスプリット(1位、13.8)を投げた投手だ。黒田博樹(39、ニューヨーク・ヤンキース)には打率2割8分6厘(7打数2安打)、ダルビッシュ有(28、テキサス)には2割5分0厘(4打数1安打)だった。秋信守はデビュー後、韓日対決に集中する姿を見せた。田中との対戦に期待が集まる理由だ。

ソン・ジェウ委員は「やはり目が慣れるしかない」とし「田中は先発投手なので、戦力が多く露出するという点も見逃すことはできない」と述べた。



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