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個人負債1000兆ウォン…韓国の平均的な借入者の姿は?(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

韓国の個人負債は1000兆ウォン時代を迎えたが、その平均的な借入者の姿とはどんなものか。(写真は資料)

個人負債1000兆ウォン(約978億円)時代だ。1の後に0が15個並ぶものすごい数値だ。私の家族、私の友人、私の隣人、または私自らがその巨大な借金に寄与したということが実感できないほどだ。そこで調べてみた。1000兆ウォンの個人負債という韓国経済の大きな荷物を背負っている個人はだれなのか。どのように暮らしているのか。統計庁が今年初めから有料で一般に提供している「2013年家計金融・福祉調査」のマイクロデータで回答者1万8596人のうち金融機関からの借入が1ウォンでもある1万974人を選んだ。その中から各種数値で平均に相当する仮想の人物チュ・ダムデ氏の生活を描いてみた。

ただいま紹介された大韓民国の平均借入者のチュ・ダムデです。年齢は満で48、男性です。大学を卒業して会社でサラリーマンとして生きています。家族は3人です。妻と子どもが1人。小さなマンションに暮らしています。専有面積80平方メートルです、私の家があるのはどこでしょうか。

まさにその家のためでした。最近の首都圏のマンションの価格は会社員が月給を貯めて買える価格でしょうか。私も仕方なく家を買うためにお金を借りました。まだ担保貸付5256万ウォンが残っています。元金は満期に一度に返そうといまは利子だけ払っています。また、銀行のマイナス通帳などで信用貸付を受けたものも1000万ウォンを少し超えます。わが家の借金をすべて合わせると6583万ウォンにもなります。よく見ると少なくはないですね。


私程度なら韓国では中産層と言われるようです。年俸が5200万ウォンですから。でも、あれこれと出ていくものが多いです。借入の利子だけで年間318万ウォンあり、各種税金に国民年金、健康保険料も出さなければならないです。実際に使える所得は4123万ウォンです。これで私たち3人家族が暮らします。中産層でも借金のために気が重いです。韓国銀行も「中産層(中所得・中信用者)の債務負担が増加している」と懸念していませんでしたか。特に自営業者の友人は私たちのような労働者より借金が3倍ほど多くもっと危険だそうです(2013年10月韓国銀行金融安定報告書)。

おおげさに見えるかも知れないですが、借金があるということは家計にはどうしても負担でしょう。もちろんお金が足りなくて利子を延滞したりしたことはこれまではないです。それでも借金を返さなければならないという考えから最近になり私と妻は支出を減らしています。最近は食卓に上がるおかずが前よりささやかです。外食も減らしました。妻が食べることにかかる費用を節約しているのです。公演を見たり、旅行に行ったりすることも前よりもないようです。「いまは利子だけ返しておりお金が足りなくはないが、今後元金を返していかなければならないという負担感のため心理的に萎縮した家計が消費をなかなか増やせずにいる」(現代経済研究院パク・ドクベ研究委員)という専門家の言葉は間違った話ではないのです。



個人負債1000兆ウォン…韓国の平均的な借入者の姿は?(2)

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