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中国の大気汚染物質、米国本土にまで影響

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
「中国が汚染された大気まで米国に輸出している」。中国の大気汚染が米国の大気に及ぼす影響を数値化した初めての研究報告書が20日に米国科学アカデミー紀要(PNAS)に発表された。ニューヨークタイムズによると中国で発生した汚染物質は偏西風に乗り数日で太平洋を渡り北米大陸に到達する。「中国発のほこり、オゾン、炭素は米西部地域の渓谷と盆地に蓄積されるだろう」と報告書は明らかにした。また、中国の輸出用工場の汚染物質排出が原因で2016年には西部地域の硫酸塩濃度が2%増加すると予想した。

報告書はこうした結果の責任が相当部分米国にあると指摘した。米国人が消費する物品の多くが中国で委託生産されており、これを製造するために中国の大気が汚染されるということだ。

報告書は、「中国発の大気汚染で米西部の人々は苦労するが、東部に人口が密集しているため米国人の需要品を中国に委託生産するのは米国民全体の保健には利益だ」と分析した。






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